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2025.02.01 15:00

カップルが対立時に「24時間ルール」を適用すべき5つの理由

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2. 視野を広げる

時間には対立のとげとげしさを和らげるユニークな効果がある。その場では打ちのめされたように感じることでも、距離を置けば対処しやすくなる場合が多い。専門誌ジャーナル・オブ・パーソナリティ・アンド・ソーシャルサイコロジーに掲載された2016年の研究結果では、カップルの対立は自分の考えや感情が相手に理解されていないと感じる場合に特にこじれることが示されている。
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理解されているという認識は、パートナーが前向きかどうかや対立の種類、これまでの満足度などの要因に関係なく、相手がこれまで関係に注力してきたことを示し、解決の促進によって関係の満足度を維持し、対立の悪影響を緩和することが示されている。

24時間ルールを適用すれば、内省と理解のための貴重な時間が生まれる。そして、一歩引いて状況を客観的に評価し、直面している問題が最初に感じたほど切実なものなのか、あるいは掘り下げなければならない深い懸念があるのかを判断できるようになる。

たとえば、パートナーが大切な日を忘れたり、傷つくような無神経なコメントをしたりした場合、すぐに反応したい衝動を抑える。そして、自問する。これは一度だけの過ちなのか、それとも繰り返し起こる行動パターンなのか。内省を伴うこうした留保により、思い込みで意思決定するのではなく、苛立ちを前面に出さずにすっきりした考えと共感を持って状況に臨むことができる。

3. 感情がうまく調整できる

意図的に24時間の間を設けると、健全でバランスの取れた関係を維持するために重要なスキルである感情調整能力が強化される。直面している状況から意識的に一歩引くことで、すぐさま反応する考え方から先回りした考え方にシフトする訓練になり、合理性や今後の展開を考える余地が生まれる。時間とともに訓練を重ねることでうまく対立を乗り越えられるようになるだけでなく、どんな関係にも不可欠な財産である感情的知性が全体的に高まる。
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立ち止まっている間は、感情を処理し、冷静さを取り戻すのに役立つ活動に集中するのがベストだ。考えを整理するために日記を書いたり、自分自身を見つめ直すために心を平安に保つ瞑想を実践したり、あるいは緊張をほぐすためにヨガや早歩きなどの運動をしたりするのもいい。絵を描く、音楽を聴く、文章を書くといった創作活動も、心を落ち着かせるのに効果的だ。

このような訓練をすることで、最初に抱いた感情から問題を切り離すために必要なすっきりとした考えが得られる。パートナーとの話に戻るころには気持ちが落ち着き、有意義で解決志向型の対話ができるようになっているだろう。
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翻訳=溝口慈子

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