「李柯は、BYDの継続的な国際的成長における重要な役割を果たす人物として、卓越した働きがワールド・カー選考委員会に感銘を与えました」と、WCAのジャン・マイナース名誉会長は述べている。
「彼女の国際的なビジョンと意欲は、短期間にBYDを自動車業界における主要企業の1つへと成長させました。彼女の影響力はBYD社内にとどまらず、自動車業界全体に及ぶものです」。
李は、ステランティスのラルフ・ジル チーフデザインオフィサー、トヨタのサイモン・ハンフリーズ デザイン領域統括部長兼チーフブランディングオフィサーを含む3人の最終候補の中から、世界30カ国から集まった96名の自動車ジャーナリストによる投票で、2025年のワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
過去にワールド・カー・パーソンを受賞した人物には、元レッドブル・レーシングのチーフデザイナーだった(現アストンマーティンF1)のエイドリアン・ニューウェイ(2024年)、ヒョンデの李相燁(イ・サンヨプ)取締役副社長兼グローバルデザインセンター長(2023年)、ヒョンデグループのデザイン担当上級副社長兼チーフクリエイティブオフィサーだった(現在は取締役社長兼チーフクリエイティブオフィサー)ルク・ドンカーヴォルケ(2022年)、トヨタ自動車の社長兼CEOだった(現在は代表取締役会長)豊田章男、FCAのCEOやフェラーリの会長を務めた故セルジオ・マルキオンネ(2019年)などが名を連ねている。
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forbes.com 原文)