DeepSeekは、ほぼ一夜にして米国をさまざまな意味で驚かせた。大手の生成AIプラットフォームに対して、低価格かつオープンソース主体のソフトウェア手法で立ち向かい、彼らのビジネス計画を打ち砕くかのような勢いを見せた。また、中国寄りの検閲を公然と行っており、誰にも見えない巧妙なアルゴリズムではなく、はっきりとわかる形で実施している。そして、AIのデータプライバシーのリスクに関する懸念をまったく新しい段階へと押し上げている。
DeepSeekはこれを隠そうともしない。むしろこうユーザーにはっきりと告げている。
「当社が収集する個人情報は、お客様が居住する国以外のサーバーに保存される場合があります。当社は、収集した情報を中華人民共和国に所在する安全なサーバーに保管します」
では、どんな情報を収集しているのか。すべてだ。
「当社は3つの方法でお客様の情報を収集します。お客様が提供する情報、自動的に収集する情報、その他の情報源からの情報です」
これにはアカウント設定時に入力する個人データはもちろん、プラットフォームで入力・提供するあらゆる内容、つまり「テキストや音声の入力、プロンプト、アップロードしたファイル、フィードバック、チャット履歴、当社のモデルおよびサービスに提供するその他のコンテンツ」が含まれる。
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