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2025.01.31 09:00

GMがテスラを抜き米国で最も急成長するEVメーカーになった理由、元パナソニック社員の貢献

シボレー・エクイノックスEV(Katie McTiernan/Anadolu Agency via Getty Images)

この取り組みには、グラファイトやリチウムを生産する企業への10億ドル(約1540億円)以上の投資や、韓国のLG化学と提携し、テネシー州でカソードを製造する計画が含まれる。この結果、中国からバッテリー部品を輸送するための数週間にわたるプロセスに伴うコストを削減することが可能になる。
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こうした低コストのバッテリー供給基盤を構築する動きは、ドイツ銀行の株式アナリスト、エジソン・ユーが今月、GM株を「買い」に格上げした理由の1つに挙げられた。彼は、GMのEV戦略が「完全に販売台数に依存するのではなく、バッテリーと材料のコスト削減にも基づくものだ」と指摘している。

「手頃な価格」をアピール

GMのEV戦略の中心にあるのは価格の手頃さであり、それが成果を上げ始めている。新型エクイノックスの価格は、約3万5000ドル(約540万円)からで、2024年第4四半期の同社のEV販売台数が125%も急増する原動力となった。今年発売予定のリニューアルされたボルトのハッチバック(3万ドル台前半から)も、さらなる販売拡大を見込んでいる。また、新型SUVのキャデラック・オプティク(5万2000ドル)や、より大きなキャデラック・リリック(5万8000ドル)がプレミアム層の購入を後押ししている。

トランプ政権が新型EV購入者への7500ドル(約116万円)の税額控除を廃止したことで、EVの価格を抑えることはさらに重要になっている。

「『EVを絶対に買わない』という人々が挙げる最大の理由は価格の高さだ。しかし、価格帯が3万5000ドル以下になると、『絶対買わない』という回答が『検討するかもしれない』に変わる」と、自動車業界のコンサルタント企業AutoPacificのエド・キム社長は述べている。
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GMのマーク・ロイス社長は、エクイノックスの生産を拡大し、完全に改良されたボルトの準備を進める中で、EVの価格の手頃さを最重要課題としている。新型ボルトは、2023年に廃止された約3万5000ドルの初代モデルを置き換えるものだ。
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編集=上田裕資

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