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2025.01.29 11:30

マスクの決済サービス「Xマネー」、VISAと提携しサービス開始へ

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マスクは、2023年3月のインタビューで「Xは世界最大の金融機関になれる」と述べてXマネーの構想を明らかにしていた。その中には「ワンクリックによる送金」や利息がつく口座が含まれていた。
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調査会社eMarketerは、2025年のこの分野における3つの主要なアプリの米国人利用者数を、Zelleが9700万人、Venmoが7600万人、Cash Appが5500万人になると予測している。一方、Edison Researchによれば、Xの米国人ユーザー数は約5500万人にとどまるため、仮にそのほとんどがXマネーに移行しても、このサービスの米国内における市場浸透率は競合他社に大きく劣る可能性が高い。

決済分野でのマスクによる2度目の挑戦

それでも、Xマネーの立ち上げは、従来のSNSの枠を超えてユーザーをXに留めるための取り組みの一環として注目される。彼はまた、人工知能(AI)スタートアップxAI(エックスエーアイ)の対話型AIチャットボットGrok(グロック)をXに統合している。

Xマネーが即時送金のサービスで手数料を徴収するかどうかは不明だ。Cash AppとVenmoは金融機関への即時送金に手数料を課しているが、銀行口座を直接利用するZelleは手数料をとっていない。

過去にデジタル決済分野で大きな成功を収めた経験を持つマスクは、1999年にその後の合併でPayPal(ペイパル)となった金融サービスのX.com(エックス・ドット・コム)を共同創業していた。彼は、ピーター・ティールやトランプ大統領のAI及び暗号資産の政策顧問を務めるデービッド・サックスらとともに「PayPalマフィア」の主要メンバーの1人となっている。
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一方、Cash Appの親会社であるBlock(ブロック)は、ツイッターの共同創業者でビリオネアのジャック・ドーシーが運営している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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