1. 分析的思考力
2. 創造的思考力
3. レジリエンス、柔軟性、敏捷性
4. モチベーションと自己認識能力
5. 好奇心、生涯学習への意欲
6. 技術リテラシー
7. 信頼性と細部へのこだわり
8. 共感力と積極的な傾聴力
9. リーダーシップと社会的影響力
10. 品質管理能力
そう、リストを飾るスキルの面々にはあまり変化がないのだ。分析的思考力は、プロフェッショナルが身につけるべき最も重要なスキルとして、依然として上位を占めている。最新版において「創造的思考」は4位に落ちた一方で、「レジリエンス、柔軟性、敏捷性」の順位が3位から2位へとランクアップしたのも見て取れる。
「リーダーシップと社会的影響力」は、2023年版の9位から3位へと躍進した。これは、AIが業界を席巻し、大規模導入されるにあたって、これらの上位3つのスキルがどれほど必要とされるかを物語っている。
「タレントマネジメント」と「サービス志向」の2つのスキルは、最新版で新たにリストに加わったものだ。タレントマネジメントの能力が求められる背景として、従業員のスキルアップに対する需要が高まっていること、ハイブリッドやリモートワークの導入で多様な従業員管理が求められていること、フリーランサーと正社員が入り混じるチームが増えたことなど、働く現場における変化が挙げられる。また、消費者がよりパーソナライズされたサービスやオンデマンドな製品に価値を見出す中、企業は競争力を維持するために、サービス志向のスキルをより必要としている。
スキルを効果的にアピールするには
これらのスキルを履歴書にどのように盛り込むかは、あなたの工夫次第だ。あなたがもつスキルを際立たせるために、専用のセクションを設けよう。これまでにどのような仕事で、どのようにそれらのスキルを発揮したのか、具体的な例を盛り込むことで履歴書に厚みを持たせるのだ。また、そうしたスキルを学習できるコースを受講・修了したことを履歴書に記載して、自分がいかにスキルアップに対して積極的で、あるかをアピールするのもよいだろう。
このようなステップを踏み、最も需要の高いスキルを定期的にリサーすれば、あなたのキャリアに訪れるチャンスを掴むことができる。そしてそれは、2025年以降の長期的なキャリアの成功と安定につながることだろう。
(forbes.com原文)


