・問題解決のマインドセットをもつ
意見の相違に対しては、自己防衛的になるのではなく、問題解決のマインドセットで対処することを学ぼう。アクティブリスニング(積極的傾聴)、「私」を主語にして気持ちを伝える、妥協点を見つけるなどのテクニックは、つながりを維持しながら問題を解決するのに役立つ。
・怒りを表現する
ためらわれるかもしれないが、怒りの感情を表すことは、真の親密さを阻む障壁を打破し、自分自身に対しても、パートナーに対しても、変革的な効果をもたらす可能性がある。このような怒りは、未解決の過去の経験に根ざしていることが多く、ファンタジー・ボンドで結ばれた関係には珍しくない感情だ。
・弱さを受け入れる
感情を表現するには、自分の弱さを認めなくてはならない。多くの場合、それは困難なことだが、真のつながりを築くには必要なことだ。パートナーは互いに、批判や報復を恐れることなく、安心して自分の感情を表現できなくてはならない。
2022年に発表された研究では、カップルは、互いの弱さを受け入れることで、「双方の利益にならない、習慣化した関係のパターン」から抜け出せることが明らかになっている。代わりに、意識的な努力と意図をもって関係を構築し、より健全で、充実したつながりを得ることが可能となる。
2. 個人のアイデンティティを喪失する問題
ファンタシー・ボンドにおいては、理想的な関係という幻想を生み出す代わりに、自分自身のアイデンティティを見失う傾向がある。これは、個人の自意識を、相手との関係と同一視し始めることで起きる。その結果、個人的な願望や興味、成長をないがしろにして、2人が共有するそれらを優先するようになる。例えば、パートナーの一方が、自分の欲求や願望を抑え込むことがある(相手を喜ばせようとしたり、対立を避けようとしたりしてのことだ)。自分の気持ちに蓋をするうちに、いつしか、本来の自分から切り離された感覚が芽生える。
深刻なケースでは、それが相手に依存する感覚をもたらす。すなわち、パートナーの一方または双方が、相手との関係がなければ自分は完全ではない、あるいは、認められる存在ではない、と感じる状態だ。
パートナーのそれぞれが、自分の成長や個人的な願望を育むことができないと、関係に不均衡が生じる。このような共依存の最も顕著な兆候の1つは、彼らが「私」ではなく「私たち」と、2人を一体として発言し始めることだ。


