3. スケジュールの断捨離
時間は最も貴重なリソースの1つだが、時間が足りないと感じることが往々にしてある。不必要なタスクや本来入れなくてもいい用事、あまりに多い約束で雑然となったスケジュールは気力を消耗させ、圧倒されたようになる。散らかった仕事場と同様、詰め込み過ぎのスケジュールでは物事に集中し、情報を処理して適切な決断を下すことが難しくなる。『パーソナリティ・アンド・ソーシャル・サイコロジー・ブレティン』に掲載された研究によると、自宅が散らかっていたり「望ましい状態ではない」人はホルモンの一種であるコルチゾールの値が高く、一日中憂鬱な気分で過ごすという。同じ原理が時間の管理にも当てはまる。
予定を詰め込みすぎたり、優先順位をつけなかったりすると、精神的な負担が蓄積して仕事の効率が落ち、ストレスがたまる。あまりに多くのタスクをこなすことによる精神への負荷は、先延ばしや優柔不断、さらには燃え尽き症候群につながる可能性もある。だが物理的な空間を断捨離するのと同じように、しっかり時間管理することで思考がクリアになり集中力や落ち着きのようなものが得られる。
時間を取り戻すためのステップをいくつか紹介しよう。
・時間の使い方を見直す
自分の行動を1週間記録し、時間を浪費するタスクや優先順位の低い約束を特定して排除する。・重要なことに集中する
目標達成に直接つながるインパクトの大きなタスクを優先し、それほど重要でない用事は後回しにする。・時にはあえて用事を入れない
本当に大事ではない用事は入れず、線引きすることで自分にとって本当に重要なことに時間を割くことができる。・類似するタスクをまとめる
Eメールへの返信や用事など、関連する作業を一括りにして時間と気力を節約する。・定期的に休憩する
充電のための休憩をはさむことで、燃え尽き症候群を防ぎ、長期的な生産性を維持する。究極的にはスケジュールがしっかり管理されているのは心の中もきちんと整理されているからで、意図と明確な思考を持って過ごせるようになる。


