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スポーツ

2025.01.26 11:00

大谷翔平はイチローが逃した「満票」で野球殿堂入りするかもしれない

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(Mary DeCicco/MLB Photos via Getty Images)

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(Mary DeCicco/MLB Photos via Getty Images)

全米野球記者協会(Baseball Writers Association of America)の記者たちによるアメリカ野球殿堂の投票結果が発表された。

投票資格を持つ記者(全米野球記者協会に10年以上所属する記者)たちの投票により、イチロー、CC・サバシア、ビリー・ワグナーの3人が新たに野球殿堂入りすることに決まった。

3人は、7月27日にニューヨーク州クーパーズタウンで開催される式典で、故ディック・アレン、デイブ・パーカーと共に表彰され、野球殿堂博物館にレリーフが飾られることになる。アレンとパーカーは2024年12月のウィンターミーティングで、1980年以前の時代を対象とする「クラシックベースボール時代」委員会の投票によって野球殿堂入りに選出された。

投票資格を持つ記者たちの投票により、イチローの野球殿堂入りが決定。ただし満場一致による選出にあと1票届かなかった(Steph Chambers/Getty Images)

投票資格を持つ記者たちの投票により、イチローの野球殿堂入りが決定。ただし満場一致による選出にあと1票届かなかった(Steph Chambers/Getty Images)

イチローとサバシアが選ばれることは広く予想されていた。

ワグナーが加わることは「確実」ではなかった。ワグナーは、候補から除外される前の(資格を得てから10年目までに殿堂入りに選ばれなければ、次回より候補から除外される)、彼にとって最後のチャンスで選出された。得票率は82.5%、つまり325票を獲得した。サバシアは資格(引退後5年以上が経過)を得てから1年目で選ばれた。86.8%にあたる342票を獲得した。

この古株のスカウト(筆者であるバーニー・プレスコフのこと)に言わせれば、今年の野球殿堂入りの投票で最もひどい間違いは、イチローが満場一致による選出にあと1票届かなかったことだ。

イチローは投票資格を持つ394人から393票を獲得。得票率は99.7%だった。野球殿堂入りの投票を行った記者の中で、1人だけイチローの名前を書かなかった人物がいるのだ。
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翻訳=日下部博一

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