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テクノロジー

2025.01.26 09:00

今も使われ続けている「最悪のパスワード」発表、侵害される前にすぐ変更を

Shutterstock.com

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正直なところ、パスワードについて良いことを言うのは難しい。誰もが嫌いか、大嫌いかの二択だ。より安全な代替手段としてパスキーを推進する動きは続いているが、現時点では大多数の人がほとんどのアカウントでパスワードを使わざるを得ない。

これは大きな問題であり、高速なブルートフォースパスワード攻撃(特にマイクロソフトユーザーが狙われやすい)、ルーターのパスワードセキュリティの不備、2要素認証(2FA)のバイパス攻撃、グーグルアカウントを利用したサインインを悪用するハッキングなどが横行している。

こうした状況では、強力で安全なパスワードを使うことが不可欠だが、最近公開されたリストに載っているパスワードを使っている人は明らかにそうしたことに無知なのだ。以下に、知っておくべき情報と、今すぐ変更すべきパスワードを示そう。

あなたのパスワードがこのリストに載っているなら、いますぐ変えよう

モバイルプロキシサービスのanyIPが、NordPassによる調査をもとに2024年に使用されていた「最悪のパスワード200」を分析した。表にあるようにパスワードの強度や安全性を「1秒以内にクラックされる」といったスピードで測る表現は、陳腐な上に危険な単純化だと筆者は考えているが、それでも「もっともハッキングされやすいパスワード」のトップ10は、アカウントの安全を重視するユーザーなら絶対に避けるべきものだ。

anyIPの研究者によると、残念なことに大方の予想に違わず「password」が最も多用されていた脆弱なパスワードだったという。そのほかの上位パスワードの面々も、30年にわたり安全なパスワードの重要性を説いてきたサイバーセキュリティの専門家にとっては悪夢のような結果であり、2位には「qwerty123」、3位「qwerty1」、4位「123456」が並ぶ。
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翻訳=酒匂寛

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