
「プレ段階から参加しており、起業家ネットワークに魅力を感じている」(AcompanyCEO高橋亮祐)、「名古屋から世界へスタートアップを輩出する『でかい船』に乗らない手はない。足元では、認知度を高めて採用力にもつなげたい」(オプティマインド社長松下健)との考えだ。スタートアップ人材や投資家がつながりやすいのも名古屋の魅力だという。


20年以上、名古屋を拠点に投資活動をするMTG Ventures代表取締役の藤田 豪は「地場のメディアや事業会社などスタートアップ投資にかかわる新規プレイヤーも増えています。シード期の地域課題解決スタートアップに特化したファンド『Central Japan Seed Fund』では、投資家と起業家が集まるミートアップを開くなど、起業家の困りごとに力を貸すファミリー感のあるコミュニティが醸成されつつある」と語る。まさに同じ船に乗り合わせたゆえの「共同体意識」はローカルだからこそ広がりやすいのだろう。STATION Aiを磁場に産業集積地の強みを生かして、独自のスタートアップエコシステムの進化を目指す。