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シリコンバレーの企業に優れた人材を供給し続けるスタンフォード大学への注目が高まるなか、そのエコシステム(生態系)を模倣する動きが他の都市でも出てきた。コーネル大学の取り組みもそのひとつだ。同大学はいま、次々と野心的な計画を実行し、学生の起業家精神を刺激している。果たして、コーネル大学はニューヨークを「シリコンバレー化」できるのか?

ニューヨークの「シリコンバレー化」

 ニューヨークのマンハッタン区やニューヨーク州のイサカ、そしてカタールのドーハにまでキャンパスを持つコーネル大学は、ビジネス特化型SNSのリンクドイン上で自らを「創業者」あるいは「オーナー」としている卒業生や学生が、ライシュを含めて約11,100人いる。大学の総在籍人数に対するこの人数の比率から、コーネル大学は、フォーブスが毎年発表している「アメリカの起業家育成に力を入れている大学ランキング」で4位にランクインしている。これは、スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学バークレー校に次ぐ高順位だ。

 そしていま、コーネル大学は、さらに大胆な一歩を踏み出そうとしている。20億ドルを投じて、マンハッタン区のルーズベルト島に、「起業」に焦点を当てた大学院をつくろうというのだ。狙いは、次世代のザッカーバーグを輩出すること。そして、その過程で何百万ドルもの授業料を集めること。この「コーネル・テック」は、学生に地元企業向けプロジェクトを設計させ、ゆくゆくはテクノロジー系企業を起業させる大学院を目指している。
 昨年からグーグルのオフィス内で講義が始まっており、数年後のルーズベルト島キャンパス完成後はそちらに移る計画になっている。イスラエル工科大学「テクニオン」と共同で立ち上げられた大学院で、今後30年間で230億ドル相当の経済活動を創出し、3万件の新規雇用を生み出すことを期待されている。
 高名なコーネルの学長であり、来年にはスミスソニアン学術協会のトップに就任する予定のデビッド・スコートンも「起業家精神こそ、コーネルの未来の中核だ」と語る。

(中略)
 次の目玉は、今秋に立ち上がる「レヴ」という新しいインキュベーター(起業支援施設)だ。コーネル大学とイサカ・カレッジ、トンプキンス・コートランド・コミュニティ・カレッジとの提携で生まれるレヴは、コーネルの起業家ムーブメントを地域社会に広げることが狙いで、州政府からの資金提供も受けている。コーネル大学地域経済発展センターのエグゼクティブ・ディレクター、トム・シュライバーは「コーネルの生徒は、eLabで学び、自分の事業を立ち上げて、その後もイサカに残ることを決めれば、簡単にレヴの支援を受けることができるようになるでしょう」と語る。
 コーネル・テックの学部長であるダン・ハッテンロッカーは「起業への熱い思いは、教えられるようなものではありません」と語る。「しかし、アイビーリーグの大学は、起業家として成功するためのスキルを身につけるのに、素晴らしい場であることは確かだと思います」

ナタリー・ロベメド

 

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