ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」(ビズヒッツ)は、20代から50代以上の働く男女293人を対象に、ついていきたいと思う上司についてアンケート調査を行った。まず、この人についていきたいと感じた瞬間は、どんなときだったのか。半数近い人たちが「困ったときに助けてくれた」と答えている。続いて、自分を評価してくれた、話を聞いてくれた、仕事を任せてくれた、的確なアドバイスをくれた、となっている。

体験談として……
「先輩から強く注意されたとき、聞きつけた上司が代わりに言い返してくれた」
「クレーム対応をしているときにスッと現れて、ざっくりとした内容を私に確認したあと、対応を交代してくれた」
「縁の下の働きを認めてくれた」
「上司に相談したあと、すぐに解決策を会社に提案してくれた」
「『失敗してもいいから、俺が責任を取るからやってみろ』と言われた」
などのエピソードが聞かれた。
ついていきたいと思う上司の特徴を尋ねると、1位は「話が的確」、僅差で2位が「話しやすい」だった。以下、仕事ができる、落ち着いている、部下を気にかけている、責任感がある、部下を信頼している、と続く。

「話が的確」とは具体的に、起承転結がしっかりしていて理解しやすい、回りくどくない、といったことだ。
また、「理想の上司にもっとも期待すること」も聞いている。1位は公平性、2位がリーダーシップ、3位が責任感、4位が仕事のスキル、5位が指導力だった。

全部合わせると、仕事ができて、公平で、部下を信頼して業務を任せてくれるが責任は自分がとってくれて、困ったときにはスッと現れて的確に助けてくれて、裏方の働きをしっかり見ていてくれて、話がわかりやすくて、なんでも気軽に相談できて、即座に問題解決に動いてくれて……と、究極の人格者が出来上がる。いくらなんでもそれは無理だ。部下もそこまでは期待していないだろう。だが、部下を信頼する、的確に話す、責任を取るなどのポイントをひとつずつ押さえて、理想の上司へ一歩ずつ進んでいってはどうだろう。
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