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宇宙

2025.01.20 12:30

宵の東の空に今、「金色」に明るく輝く星の正体は?

望遠で撮影した「金色」に輝く火星(Jacob Powers/Getty Images)

火星は本当に赤いのか

「赤い惑星」と呼ばれるゆえんは、表面の岩石や砂が酸化鉄(赤さび)を多く含んでいるためだ。ただし地球から肉眼で観察した火星は、純粋な赤というよりも、赤みがかった金色に光って見える。

「よく見ると、金色にサーモンピンクや桃色などが混じった、とても豊かな色調をしていることがわかる」と、天文情報サイトSky&Telescopeの記事でアマチュア天文家のボブ・キングは綴っている。「バラ色がかった金色」「テラコッタ(くすんだオレンジ色)」「オレンジがかった金色」「燃えさしのような色」と表現されることもあるという。

米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「パーシビアランス」が2024年7月23日に火星で撮影した「自撮り写真」(NASA/JPL-Caltech/MSSS)

米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「パーシビアランス」が2024年7月23日に火星で撮影した「自撮り写真」(NASA/JPL-Caltech/MSSS)

2025年、注目すべき火星に絡んだ天文現象

1月から2月にかけて、火星は金星、土星、木星、海王星、天王星とともに夜空に並び「惑星のパレード」を見せてくれる。2月9日(日)には、満ちてゆく月と火星が大接近して見える。

次の火星の衝はいつ?

次の火星の衝は、2027年2月20日に起こる。それまでは、今後数カ月間が火星を観察する好機となる。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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