火星は本当に赤いのか
「赤い惑星」と呼ばれるゆえんは、表面の岩石や砂が酸化鉄(赤さび)を多く含んでいるためだ。ただし地球から肉眼で観察した火星は、純粋な赤というよりも、赤みがかった金色に光って見える。「よく見ると、金色にサーモンピンクや桃色などが混じった、とても豊かな色調をしていることがわかる」と、天文情報サイトSky&Telescopeの記事でアマチュア天文家のボブ・キングは綴っている。「バラ色がかった金色」「テラコッタ(くすんだオレンジ色)」「オレンジがかった金色」「燃えさしのような色」と表現されることもあるという。

2025年、注目すべき火星に絡んだ天文現象
1月から2月にかけて、火星は金星、土星、木星、海王星、天王星とともに夜空に並び「惑星のパレード」を見せてくれる。2月9日(日)には、満ちてゆく月と火星が大接近して見える。次の火星の衝はいつ?
次の火星の衝は、2027年2月20日に起こる。それまでは、今後数カ月間が火星を観察する好機となる。(forbes.com原文)