働き方

2025.01.21 11:00

X世代の安定した老後には「奇跡」が必要、資金足りず退職先延ばしも 米国

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退職近くになって予期せぬ出来事が起こると、老後資金の戦略が大きく狂う可能性がある。住宅ローンの支払いや大学の学費といった経済的負担が終わり、老後の備えに振り向ける資金が確保できそうになった矢先に、そうした予期せぬ事態が起こり得る。また、年老いた親や病気の子どもの世話のために仕事を休んだり、自身の健康問題や障害で働き続けられない場合も老後資金の計画に影響を与える可能性がある。
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レポートでは回答者の70%近くが、インフレが老後資金の貯蓄に悪影響を及ぼしていると答えている。さらに、半数以上(55%)が日々の出費の増加で貯蓄額が減っているとしている。

X世代は本能的に今後困難が待ち受けていることを理解しており、48%が老後を楽しむのに十分貯蓄できないかもしれないことを懸念している。 多くの人が、老後資金が足りない場合はどうなるかと不安に思っており、28%が選択肢としてある場合、退職後に再び働かなければならなくなることを恐れている。

物価上昇と貯蓄の減少にともない、今より質素な暮らしにするか、もっと生活費が安い地域に引っ越さなければならなくなると考えている人もいる。回答者の10%近くが家を売却せざるを得なくなるかもしれないとの懸念を示し、11%が友人や家族に頼らなければならなくなるかもしれないと心配している。48%は安定した老後を送るには「奇跡 」が必要だと考えている。
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米研究機関のナショナル・インスティチュート・オン・リタイアメント・セキュリティの調査によると、X世代の約40%が老後資金は皆無だという。

X世代の強み

X世代はベビーブーマー世代やミレニアル世代と比べて見過ごされてきた。「忘れられた世代」とも呼ばれている。にもかかわらず、X世代は今、人生で最も多く稼ぐ年齢にあり、企業では重役を担う人が増えている。

ナティクシスの調査によると、X世代は平均して60歳までに退職する予定だ。この退職年齢は世界的に見ても早いとされる。ファイナンシャルアドバイザーらは、X世代が退職後の暮らしを余裕のあるものにするために、老後資金を最大限に活用し、積立の上乗せを利用するなどして、稼ぎの多いこの時期を活かすことを推奨している。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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