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2025.01.21 16:00

EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2024 ジャパン大賞&日本代表決定

2024年12月10日、ザ・プリンス パークタワー東京のコンベンションホールにおいて「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2024 ジャパン(以下、EOY 2024 ジャパン)」のアワードセレモニーが開催された。受賞者の熱い想いには、世界を変える力がある。


「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」を運営しているのは、アントレプレナーの熱い想いに伴走し、世界150カ国以上でクライアント企業の成長および変革を支援しているEY(アーンスト・アンド・ヤング)だ。EYとは、アシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションのサービスをグローバルで展開するプロフェッショナル・ファームである。

「EOY 2024 ジャパン」は、起業家精神が旺盛な米国で1986年に創設されたアントレプレナー表彰制度が起源になっている。これまでに米国では、Amazonのジェフ・ベゾスやGoogleのラリー・ペイジといった時代を画するアントレプレナーが受賞してきた。日本大会は2000年から、世界大会は01年から開催されている。

すなわち、「EOY 2024 ジャパン」は25年6月にモナコで開催される「EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2025(以下、WEOY 2025)」に日本を代表して出場するアントレプレナーを決する大会なのだ。

「EOY 2024 ジャパン」には、下記の3つの部門が用意されている。

●マスター・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー部門
(業界や市場を代表する存在で、社会に長期的価値をもたらしている。すべてのアントレプレナーのロールモデルとなる存在)

●エクセプショナル・グロース部門
(事業を成功に導き、注目度が高まっている。後進のアントレプレナーのロールモデルとなる存在)

●リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門
(地域発の新たな価値、唯一無二の価値などを創出し、日本や世界へ影響を及ぼしている存在)

これらの部門賞が決定するとともに1名の日本代表が選出される。その選考においては、長期的価値へとつながる「アントレプレナー精神」「パーパス」「成長」「影響力」という4つの項目が重視される。

心が震えるストーリーを語れてこそ、アントレプレナー

各部門賞の発表に先立ち、選考委員長の藤森義明は「ファイナリスト10人に共通しているのは『未来を切り開く力』と『困難に立ち向かう覚悟』である。選考の過程において、それぞれのストーリーに触れるたびに選考委員の私たちは心が震えた。ここに集まっている10人は、まさに日本のアントレプレナーに希望と勇気を与える存在ではないだろうか」という所感を語った。

「EOY 2024 ジャパン」の会場に集まっていたのは、ファイナリストの10人と選考委員の7人だけではない。アルムナイ(歴代の候補者および日本代表者)からも多くのアントレプレナーが参列し、ディナー形式で行われたアワードセレモニーの最中には歓談の時間が設けられ、各テーブルにおいて、またはテーブルをまたいで、随所で濃密なネットワーキングが発生していた。この大会は、日本の未来を築くアントレプレナーたちによるコミュニティ形成の場としても機能しているのだ。

ザ・プリンス パークタワー東京のコンベンションホールにて開催されたEY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2024 ジャパン」の会場風景。

ザ・プリンス パークタワー東京のコンベンションホールにて開催されたEY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2024 ジャパン」の会場風景。

その歓談の後、遂に「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2024ジャパン」は各部門大賞および日本代表の発表時間を迎えた。

リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門の大賞として名前が呼ばれたのは、LIFE CREATEの前川彩香 。エクセプショナル・グロース部門の大賞にはタイミーの小川 嶺が選ばれ、続いて発表された「WEOY 2025」の日本代表にも小川がダブルで選出された。
「WEOY 2025」日本代表/エクセプショナル・グロース部門大賞のW受賞を果たしたタイミー 代表取締役 小川 嶺

「WEOY 2025」日本代表/エクセプショナル・グロース部門大賞のW受賞を果たしたタイミー 代表取締役 小川 嶺


専業主婦として過ごした後、06年に仲間と共に北海道発のホットヨガスタジオをオープンさせて以来、自身のアントレプレナーシップに磨きをかけてきたLIFE CREATEの前川彩香は、受賞後のスピーチで次のように語っている。

「日本にはいまだ、女性が結婚や出産の際に、思いどおりに自分の人生を選択できないという実情があります。そのような未来を自分の娘に味わってほしくない。女性が自分らしく自由に生きられる未来を創りたい。そのような想いで、私は今までやってきました。

これからも、この日本を、世界を変えていくために、自分らしい選択と共に生きる多くの女性がいきいきと輝き、健全な愛が育まれ、子どもたちが愛され、自信をもって自分の未来を思い描いていけるように私のアントレプレナー精神を成長させていきたいと考えています」

リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門大賞を受賞したLIFE CREATE代表取締役 前川彩香

リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門大賞を受賞したLIFE CREATE代表取締役 前川彩香


LIFE CREATEの約700名の社員に占める女性の割合は99%である。過去にLIFE CREATEは、女性活躍企業に贈られる「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2021(300名以上、1000名未満の部)」で第1位に輝いている。大会終了後、Forbes JAPANは前川に話を聞いた。

「LIFE CREATEは、〝私たち自身が『自分を愛し、輝く女性』を実現すること。そして、そんな私たちが提供する事業によって、多くの女性たちが『自分を愛し、輝く女性』を実現すること。〟をパーパスとしています。今回の『EOY 2024 ジャパン』では、このパーパスの実現に向けた起業家としての私の想いを選考委員の皆さんにお伝えすることができたと感じていて、リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門を受賞することもでき、大変に嬉しく思っています。

私には、これまでの17年間のアントレプレナー人生において、たくさんの人々の人生に触れる機会がありました。数多くの人生の変化、喜び、豊かさに触れることができました。これこそが、私のアントレプレナーとしての幸福と言えるでしょう。今回の『EOY 2024 ジャパン』の選考過程は、私自身のアントレプレナー精神を振り返り、可視化して、あらためて人に伝えていくという過程でもありました。何が自分たちの事業の強みなのか、それを人に伝えるためにはどうしたらいいのか。それを問い直していく過程でもありました。そして、これからの未来の成長に向けて必要な要素も明確になっていきました。エントリーの各質問に記入していく段階から今日のアワードセレモニーに至るまで、大変に有意義なジャーニーだったと感じています」

また、日本代表となることが決まった後に登壇したタイミー創業者の小川は、下記の決意を述べている。

「私は、2100年の日本のことを心配しています。2100年の日本は人口が5,000万人を下回っているのではないかと言われています。今、27歳の私は、2100年には103歳になっています。これから先、自分がアントレプレナーとして活動した挙句、日本がまさに沈んでいくタイミングで死ぬのはさすがに辛いと思っています。だから、自分の人生のすべてを費やして、日本の経済成長の一翼を担いたいと心から思っています。そのためにも、まずはモナコの『WEOY 2025』でしっかりと戦ってきます」

彼は2019年に「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」の特別賞を受賞し、23年11月にForbes JAPANが発表した「日本の起業家ランキング2024」では2位に選出されている。今、「マッチング」や「シェアリング」が時代のキーワードとなっているなか、「スキマバイト」という新しい働き方のカテゴリーを定着させたアプリ=インフラで「時間のマッチング、時間のシェアリング」という大いなる希望を提示しているのが小川だ。タイミーは18年8月にサービスを開始し、24年7月26日には東証グロース市場への上場を果たしている。その小川にも大会終了後に話を聞いた。

「私は『スキマバイト』という新しい働き方のカテゴリーで果敢に挑戦し、実績を挙げて、短期間で1,000人を超える組織をつくってきました。そのあたりが総合的に評価されて、今回は『WEOY 2025』の日本代表に選んでいただけたのではないかと感じています。『働き手が足りない』というのは日本だけではなく、世界共通の課題です。すなわち、この分野の課題先進国である日本で得たナレッジは、世界中に展開していくことも可能でしょう。そうした可能性の部分も選考委員の皆さんにご評価いただけたと感じています。

日本のみならず、世界でしっかりと戦えるサービスとして、また起業家として成長していかなければならない——。『EOY 2024 ジャパン』に参加して、あらためてこの決意を強くすることができました。25年6月にモナコで開催される『WEOY 2025』では、人の心を震わせるようなストーリーをしっかりと語りきり、勝ちきりたいと考えています。そのために、自分はなぜ生きていて、自分はどんなことにチャレンジして、どんな世の中に貢献していきたいか、そのことによって誰が幸せになるのか——。これらをシンプルに、わかりやすく世界に向けて語り、共感の輪を拡げていきたいと思っています」

人の心を震わせるストーリー。今、世界が求めているのはこれである。



3つの部門、7人の選考委員、10人のファイナリスト

最後に「EOY 2024 ジャパン」の選考委員とファイナリスト10名を挙げる。

<選考委員>
選考委員長
●藤森義明
CVCキャピタルパートナーズ日本法人 最高顧問
武田薬品工業 社外取締役
ボストン・サイエンティフィックコーポレーション 社外取締役
日本オラクル 取締役会長

選考委員(氏名50音順)
●石井芳明
独立行政法人 中小企業基盤整備機構 創業・ベンチャー支援部長

●各務茂夫 
一般社団法人日本ベンチャー学会 前会長
東京大学 大学院工学系研究科 教授

●河野貴輝 
ティーケーピー 代表取締役社長
EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2017 ジャパン 日本代表

●高岡本州 
エアウィーヴ 代表取締役会長 兼 社長
EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2016 ジャパン 日本代表

●谷本有香 
Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長

●渡辺洋行 
B Dash Ventures 代表取締役社長
一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 副会長


<ファイナリスト>
マスター・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー部門
●田中英成 
メニコン 取締役兼代表執行役会長 CEO

エクセプショナル・グロース部門
●小川 嶺 
タイミー 代表取締役

●松本恭攝 
ジョーシス 代表取締役社長

リージョナル・バイタライゼーション・リーダー部門
北海道地区代表
●前川彩香 
LIFE CREATE 代表取締役

東北地区代表
●樽川千香子 
アルファ電子 代表取締役社長

甲信越地区代表
●春日秀之 
hide kasuga 1896 代表取締役

東海・北陸地区代表
●市森友明 
NiX JAPAN 代表取締役社長

関西地区代表
●吉野 巌 
マイクロ波化学 代表取締役社長 CEO

中国地区代表
●石𥔎修二 
オネスト 代表取締役社長

九州地区代表
●大西俊輔 
QPS研究所 代表取締役社長 CEO

 EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)

Promoted by EY Japan | text by Kiyoto Kuniryo | edited by Akio Takashiro