第11軍団は、大型の装輪車台と、ロシア設計で通常は装軌車両のトール地対空ミサイル(SAM)システムのレーダーと発射機を組み合わせた、めったにお目にかかれない防空車両もロシアに持ち込んでいた。
北朝鮮仕様のトールというのはあまりに珍しいため、ロシア軍も味方の車両だと認識できなかったようだ。10日かその少し前、ロシア軍のドローン(無人機)はこの車両を見つけると、攻撃して破壊した。
ロシア側はその映像をソーシャルメディアで共有した。ロシア軍が、この攻撃によって、クルスク州の650平方kmほどの突出部を守るウクライナ側防空網に大きな打撃を与えたと信じていたのは明らかだ。
破壊された車両の正体を外部の観察者が特定するのには数日かかった。ポーランドのアナリストであるWarVehicleTrackerは「当初『西側製レーダーシステム』とされていたものは、運転席付き車台に載せられた北朝鮮版トールSAMである可能性が非常に高そうだ」と結論づけた。
It seems that what was originally claimed to be a "Western-made Radar System", is very likely to be a North Korean Tor SAM version on a cab chasis.
— WarVehicleTracker🇵🇱 ☧ (@WarVehicle) January 12, 2025
However its funny on one side that Russia would have hit their own SAM, maybe left in the dark about the arrival of them. https://t.co/5r0skT9C1r pic.twitter.com/hyWwBMYwQR