これは間違いだ。
アップルのAirPodsは音楽を聴くのに最適で、周囲の雑音を遮断する機能にも優れている。しかし、運動する際には、屋外では特に、近づいてくる車両に気づけるように、耳をふさがないようにしておく必要がある。ほとんどのイヤホンには、装着したまま周囲の音を聞くことができるパススルーモードが備わっているが、実際にやってみると、物理的にスピーカーを耳に押し込むイヤホンではその目的が十分に果たせないことがわかる。
耳をふさぐことがない骨伝導イヤホンは、その問題を完璧に解決できる。骨伝導イヤホンはスピーカーを必要とせず、代わりに耳周辺の骨を振動させて音を脳に伝達する。このテクノロジーを使ったことがない人にとっては少々胡散臭く思えるかもしれないが、しかし実際に使ってみると非常に具合がいい。
通常のイヤホンよりもかさばるものの(一般的に骨伝導イヤホンは後頭部を通るバンドで左右がつながっている)、長時間の運動中も快適で、帽子や自転車用ヘルメットをかぶっていても使用できることがわかった。周囲の音が聞こえにくくならないだけでなく、私のように外耳道が敏感でイヤホンを装着していると痛くなる人にも最適だ。
SUUNTO SONIC(スント ソニック)は、運動のお供に最適
骨伝導イヤホン「スント ソニック」は非常に軽量だ。シリコンとチタン合金でできており、重量はわずか31グラム。スントの他のイヤホンと違ってLEDが装備されていないため、全体的にコンパクトになっている。汗にも強く(IP55の防水性能を打ち負かすほど大量を汗を掻かかないことが前提だが)、水しぶきや雨にも耐えられる。アップグレードされたオーディオドライバーは完全に密閉されているため、スント ソニックは非常に丈夫で、猛暑や極寒の環境下(-20℃〜60℃)でも使用できる。