・組織がはらむ複雑な問題に道筋をつける:プロフェッショナルなコーチングは、意思決定やコラボレーション、個人のパフォーマンスといったテーマに関して方向性を示してくれる。これらはいずれも、フラット化が進む組織の中で、自律性をもって働くために不可欠な要素だ。
・セルフリーダーシップをもって変化に対応する:人間を動かす「オペレーティングシステム」を理解することは、確かな結果を得るために必要なソフトスキルだ。自分に課された業務をどう進めるかという問題と、管理職不在の状況でどう自分を導いていくかという問題は、まったく別のものだからだ。
今後のZ世代に求められるもの
Z世代にとって、2025年の職場は、チャンスと課題が混じり合ったものになるだろう。ただし、どちらかというと課題の方が多く、それがチャンスの芽を摘む状況になる可能性もある。「仕事の未来」にとって、エンゲージメントとパフォーマンスが欠かせない一部となるのであれば、働き手と企業はどちらも、新たなスキルに今すぐアクセスする必要がある。セルフリーダーシップの重要性は今、かつてないほど高まっている。AI時代に入って、この傾向が続くことは間違いない。Z世代の働き手や雇用主は、コーチングとスキル構築に集中的に取り組むことで、管理職の廃止で生じた間隙を埋め、未来の仕事の在り方に対応する体制を整えられるはずだ。
(forbes.com 原文)