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2025.01.13 16:00

人生を「ゲーム化」して目標を達成する4つの方法、心理学者が提案

Shutterstock.com

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モチベーションはふと湧いてすぐに消えることがある。月曜日にジムに行く気になったのに、金曜日には以前のルーティンに逆戻りしてしまうのはよくあることだろう。モチベーションだけに頼っていると、目標に向かって毎日行動することは難しいかもしれない。

ゲームプレイにモチベーションは必要ない。ほとんどの人がしたいと自然に思うものであり、それがゲーミフィケーションの魔法だ。ゲーミフィケーションとは、挑戦や褒美といったゲームの要素を日常生活に取り込み、ゲームのメカニズムと遊び心を使って問題に取り組むことだ。

ゲーミフィケーションは、人生を絶え間ない競争に変えるものではない。目標をより魅力的なものにし、成功に導くものだ。これらの戦略を実行することでタスクを完了しやすくなり、その過程を楽しむことができるようになる。

人生をゲーム化することで、自分の人生の主人公は自分であることを認識する。目標は探求であり、挑戦はレベルアップの機会だ。それで得られるものは何か。自身の成長やモチベーションの向上、そして継続的に改善することの純粋な喜びだ。

目標を達成するために人生をゲーム化する4つの方法を紹介しよう。

1. 魅力的なご褒美がある「レベル」を設定する

『スーパーマリオ』であれ『World of Warcraft(ワールド・オブ・ウォークラフト)』であれ、ゲームを楽しくするのはご褒美だ。好きなゲームをプレイしているときの「レベルアップ」で感じる興奮に勝るものはない。こうしたゲーム要素を目標に持ち込めば、目標を達成しやすくなるかもしれない。

専門誌『コンペンセーション・アンド・ベネフィッツ・レビュー』に掲載された2019年の研究によると、雇用されているときに賞与をもらった労働者は仕事に対する満足度が高く、パフォーマンスも高くなる傾向にあることがわかった。インセンティブは労働者のモチベーションとなり、感謝のような気持ちや評価されているという感覚を生み出す。

例えば、新しい言語を学ぶとしよう。文法のルールや語彙を増やすのに苦労しているときは、手に負えないと思うかもしれない。流暢に操れるようになることが遠い夢のように感じられれば、モチベーションは下がるだろう。

中間目標を設定し、その目標に褒美を付けることで、目標に向かって取り組む過程をより楽しいものにすることができる。レッスンを10回終えたら、お気に入りのレストランで食事を楽しむといい。難しい文法の概念を習得したら、ささやかなプレゼントを買ったり出掛けたりするなどして自分に褒美をあげるのもありだ。このような褒美は、ゴールにたどり着くことだけに集中するのではなく、その過程を楽しむのに役立つ。

2. 切磋琢磨する

ほとんどの人は競争を否定的にとらえ、ことごとく避けようとする人もいる。だが賢く使えば、競争はモチベーションを高める強力なツールになる。

専門誌『フロンティアーズ・イン・サイコロジー』に掲載された2015年の研究によると、競争相手がいることで、タスクに対する努力や注意力が大幅に増すことが示唆されている。最大のライバルは自分自身であることが多いのは事実だが、目標を共有する人たちと切磋琢磨することで違ったものになるかもしれない。このような競争は取り組む姿勢をより真摯なものにし、責任感を高める。
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