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2025.01.11 12:00

ハッキングされたGmailアカウントは復旧できない? すべきこと、しておくこと

Mojahid Mottakin / Shutterstock.com

ハッカーがGmailアカウントの復旧用電話番号を変更してしまった

一方、公式のGmailサポートフォーラムに寄せられたある要請は、より注目に値する。「Gmailがハッキングされ、復旧用の電話番号が変更されてしまった」というものだ。これもまた復旧不可能に近い状況のように思えるが、実はそうとも限らない。

最近、Gmailワークスペースのセキュリティとプライバシーを専門とするグーグルの広報担当者ロス・リシェンドファーと話す機会があったのだが、その際にちょうどこのトピックが取り上げられた。リシェンドファーによれば、攻撃者に復旧用電話番号やメールアドレスを変更されたとしても、変更から7日以内であれば、元のアカウント所有者は登録してあった元の電話番号を使ってアカウントを取り戻せる可能性があるという。また、こうした復旧情報の改ざんを許してしまう背景には、Gmailアカウント所有者が「セキュリティキーやパスキーなど、フィッシング耐性のある認証技術」を導入していないケースが多いと警告している。

筆者としては、すべてのGoogleアカウント所有者が、特にGoogleパスキーなどのセキュリティキーを使用することを強く推奨する。これらは現在、容易に入手・利用でき、Gmailへの不正アクセスを防ぐ上で非常に有効だ。また、こうした攻撃を懸念する人々は、無料で提供されている「Googleセキュリティ診断ツール」を活用し、現在のセキュリティ状況を客観的に把握して対策を講じるとよい。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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