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2025.01.12 08:00

「フェイスブック 削除」の検索を急増させたメタの決定

Wachiwit / Shutterstock.com

フェイスブックのアカウントを削除するかどうかは、長年にわたって繰り返し議論されてきたテーマだ。しかし、同社はこれまでアルゴリズム主導のデータ収集に対する批判が高まるたびに耐え抜いてきた。結局のところ、ユーザーはSNSを使い続ける必要があり、有力な代替手段もほとんど存在しない。もし米国でTikTokが本当に禁止されれば、その選択肢はさらに少なくなるだろう。
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「自由な表現の原点に立ち返る時です」とザッカーバーグは語り、「人々に発信手段を与えるためにソーシャルメディアを始めました」と付け加えている。今後、フェイスブックでも「Xで機能しているのと同じコミュニティノートを導入し、投稿が誤解を招く可能性がある場合や追加の文脈が必要な場合に、多様な視点を持つコミュニティが有用な情報を判断する仕組みを取り入れます」という。

この先どうなるかは不透明だが、コンテンツの検閲や修正の責任をユーザーに委ね、企業としての偏りを指摘されるリスクを回避しようとする狙いがあるのかもしれない。トランプ政権が就任を目前としていた時期の文脈も含め、この背景には何らかの思惑があると考えられる。

この突然の削除熱の高まりについて、メタにコメントを求めているが、現時点では回答は得られていない。
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では、フェイスブックを削除すべきだろうか。おそらく大きな意味はない。フェイスブックはすでにユーザーが誰で、どこに住み、何をして、誰と付き合っているかを把握しており、多くのインターネット利用の裏側でトラッカーが動いている。あらゆる場面に対応するアプリも提供している。とはいえ、デバイスのプライバシー設定を確認し、投稿や検索、取引の内容には十分注意する必要がある。

コミュニティノートとファクトチェッカーのどちらが良いかについては明確な正解がなく、「どちらがよりましな選択肢か」という程度の問題にすぎないだろう。現実として、誤った情報は昔から多すぎるほど存在し、いまだにこの問題を解決できた者はいない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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