「しかし時おり、装甲部隊による攻撃で(進軍)プロセスを加速させようとする試みがなされる」とロシアのある軍事ブロガーは説明している。ウクライナ軍は「毎回、それをFPV(一人称視点)ドローンで完全に破壊する。要する時間は20〜60分だ」という。
ロシア軍で装甲戦闘車両の損害が1万1000両以上に達し、既製の装甲兵員輸送車が希少になるなかで、T-62を改造した装甲兵員輸送車は増えていくと予想される。だが、こうした即席の装甲兵員輸送車もまた、ロシア軍のより高性能なBMP-3歩兵戦闘車やBTR-82装甲兵員輸送車と同じ運命をたどることになるだろう。
小さなドローンが飛び交う下を通り抜けようとするロシア軍の装甲車両は「敵側に到達する前に、ことごとく燃やされてしまう」と同じブロガーは書いている。
(forbes.com 原文)