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リーダーシップ

2025.01.23 14:15

社長1000人を教えたスピーチ戦略家が説く、「うまい即興」は周到な準備から

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「自分バリュー」を上げる「世界最高の自己紹介」のつくり方(「現在の自分が何者か」を2文に凝縮する)


「メッセージ」×「フレームワーク」を利用して、自己紹介を極めてみませんか。

自分の強み、ユニークさを短く伝える「自己紹介」をする機会は多々ありますが、「正解」がなく、なかなか悩ましいものです。

ここからは、すでにキャリアを持つ人が、フォーマルな場(転職の面接やプレゼン)で、しっかり自分の能力をアピールする「世界最高の自己紹介」のつくり方を紹介します。

こちらも、覚えやすい方程式をつくってみました。

基本のフレームワークは「現在 → 過去 → 未来」です。

ポイントはまず、「現在の自分が何者か」を2文で簡潔にまとめ上げ、自分のキャッチフレーズ(キーメッセージ)をつくること。

「I am+I do」で、自分の強み、存在価値を定義しましょう。

たとえば、私であれば、

I am: 私は、エグゼクティブ向けの「話し方の家庭教師」です。
I do: プレゼンやスピーチなどのコーチングを通じて、企業トップや幹部のブレークスルーのお手伝いをしています。

となります。

とくに、「I am」の部分には、自分という存在を唯一無二のカテゴリーとして確立するために、自分を名詞化して、入れてみてください。

「菓子」なのか「車」なのか「電化製品」なのか。

人は、モノを買うときに、無意識にその「カテゴリー」や「用途」を確認します。

自分を名詞化して、カテゴリーを明確化することで、その商品の価値をよりわかりやすく伝えることができます。

これからの時代は「◯◯社の社員」ではなく、何らかの「スペシャリスト」「プロフェッショナル」として、「自分ブランド」を確立し、自分という商品を売っていくことが、より求められるようになります。

『なぜか好かれる「人前での話し方」』(岡本純子著、東洋経済新報社刊)

なぜか好かれる「人前での話し方」』(岡本純子著、東洋経済新報社刊)


岡本純子(おかもと じゅんこ)◎エグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション戦略研究家。グローコム代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。英ケンブリッジ大学院国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。1991年、読売新聞社に入社後、経済部記者として日本のトップリーダーを取材。アメリカでメディア研究に従事したのち、電通パブリックリレーションズ(現電通PRコンサルティング)にて、企業経営者向けメディアトレーニング、プレゼンコーチングに携わる。2014年、再び渡米し、ニューヨークで「グローバルリーダー」のコミュニケーション術を学ぶ。現在は、トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチングに携わる。これまでに1000人を超える社長・企業幹部に秘伝の「コミュニケーションレシピ」を伝授、好評を博している。2021年、「今年の100人」として「Forbes JAPAN 100」に選出。2022年5月には、次世代グローバルリーダーのコミュ力育成のための「世界最高の話し方の学校」を開校した。著書に同書のほか、シリーズ累計20万部を突破した『世界最高の話し方』『世界最高の雑談力』(共に東洋経済新報社)などがある。

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