2025.01.06 12:00

世界の旅行者が検索する「死ぬまでに行きたい場所」トップ15

「死ぬまでにしてみたい旅行」として世界で最も人気が高かったバリ島。写真はランプヤン寺院の「天国への門」(shutterstock)

「死ぬまでにしてみたい旅行」として世界で最も人気が高かったバリ島。写真はランプヤン寺院の「天国への門」(shutterstock)

死ぬまでに一度は行ってみたい旅行先として、世界で最も人気の高い場所はどこだろう? 例えば、バリ島のような遠く離れた場所を訪れたい、オーロラのような自然の驚異を体験したい、タージマハールのような象徴的な建築物を探索したい……というように、旅行者は世界で最高の訪問地を求め、2025年に向けて大きな夢を抱いていることが、南アフリカに拠点を置く旅行企画会社のGo2Africaによる新たな調査で明らかになった。

世界で最も「死ぬまでにやりたい」と思われている旅行体験を明らかにするため、Go2Africaのデータチームは全世界におけるグーグルの検索動向を分析。Ahrefsというツールを使用し、過去12カ月間に最も検索件数が多かった「死ぬまでにやりたいことリスト(bucket list)」に関連する語句を調べた。そしてこのデータを基に、世界で最も人気のある「死ぬまでに行きたい場所」の最終的な順位付けを作成した。

ちなみに2023年はモルディブ、2021年はドバイにある世界一の高層建築ブルジュ・ハリファ、2020年はヨルダンのペトラ遺跡、2019年はバリ島が1位だった。

死ぬまでに行きたい場所:トップ5

2024年はインドネシアのバリ島が、全世界で最も多くの人が「死ぬまでに行ってみたい」と思っている旅行先の1位だった。

グーグルの「死ぬまでにやりたいことリスト」に関連する検索件数が228万件を超えるバリ島には普遍的な魅力があり、新婚旅行に出かけるカップルから、冒険心の旺盛な人々、文化に深い興味と関心を抱く人々、家族で休暇を楽しむ人々まで、多くの人を惹きつける。「神々の島」として知られるこのインドネシアの楽園は、静かな浜辺、ワールドクラスのサーフィン、美しい滝、象徴的な寺院など、多様な魅力で旅行者を魅了する。さらに、そのスピリチュアルな拠点としての評判から、「訪れるべき場所」としての認識がますます高まっている(そう、2010年に公開された映画『食べて、祈って、恋をして』の影響は今も大きい)。

Go2Africaの調査報告によると、2番目に「死ぬまでに行きたい場所」として人気が高かったのは、自然の中で野生動物を観察するサファリ体験だった。「アフリカのサファリは、同大陸の豊かな野生動物にどっぷり漬かるための究極的な手段であると、私たちGo2Africaでは信じています」と報告書の著者は書いている。「威厳のあるライオンから、めったに見られないハネジネズミまで、アフリカのサファリは一生に一度の冒険を約束します。そこではすべての瞬間が、自然界における野生の美しさに触れることになります」

サファリは「死ぬまでに行きたい場所」として世界中で2番目に人気が高かった。ケニアのマサイ・マーラ国立保護区で撮影(Shutterstock.com)

サファリは「死ぬまでに行きたい場所」として世界中で2番目に人気が高かった。ケニアのマサイ・マーラ国立保護区で撮影(Shutterstock.com)

第3位は、白壁の建物とエーゲ海の眺望で有名なギリシャのサントリーニ島だった。「この島は美しい建物があるだけでなく、火山活動によって作られた特徴的な砂浜、火山地帯の荒涼な風景、息を呑むような絶景でも知られており、カップルで写真を撮るなら絶好の場所です」と報告書の著者は書いている。

第4位には「地球上で一番幸せな場所」、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドが入った。世界のトップ5を締めくくるのはフランス領ポリネシアのボラ・ボラ島。高床式の水上バンガローとターコイズ(トルコ石)色のラグーンで知られる楽園の島だ。
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翻訳=日下部博一

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