宇宙

2024.12.30 11:00

国際宇宙ステーションから見える「天の川」、私たちの故郷の銀河

国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしているスペースXのドラゴン有人宇宙船の窓から見える天の川。2024年11月28日撮影(NASA/Don Pettit)


国際宇宙ステーション(ISS)から見える天の川。2024年11月10日撮影(NASA/Don Pettit)

国際宇宙ステーション(ISS)から見える天の川。2024年11月10日撮影(NASA/Don Pettit)

ISSは地表の上空約400kmの軌道上にあり、地球とそこにあるすべての街の灯の上を周回している。宇宙飛行士は、日が暮れるのを一日中待つ必要はない。ISSは1日に地球を約16周する。つまり、宇宙飛行士は日の出と日没を何度も目にすることから、ISSは星空の観測に最適な場所になっているわけだ。
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天の川を自分の目で眺めるには何も宇宙飛行士になる必要はない。北半球の夏は、天の川を見るのに最適な時期だ。月が低い位置にある時を狙う、街の明かりからできるだけ離れた場所を探すなど、星空の観望でよく言われるポイントが当てはまる。天の川を見ることによって、宇宙をより幅広い視点で捉えることができるようになる。地球が属する銀河系は、宇宙にある数兆個の銀河の1つにすぎないのだ。

自分の目で天の川を見る機会が得られなくても、上空の宇宙空間にいるNASAの宇宙飛行士を通していつでも追体験することができる。

forbes.com 原文

翻訳=河原稔

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