モッセーリは、新たに公開した動画の中で、着ている服を変えたり、アクセサリーを追加したり、撮影場所の背景を変更したり、自身をぬいぐるみに変身させたりできる動画編集ツールをお披露目した。このツールは、メタが10月に発表した動画生成AIモデル「Movie Gen」を用いたもので、まだリリースされていないが、インスタグラムは2025年にこのツールを一般向けに提供する予定という。
このツールが期待どおりに機能すれば、動画の編集や特殊効果のコーディングを知らない人でも、テキスト入力だけで高度な編集が行えるようになる。
しかし、モッセーリのティーザー動画には、賛否両論が寄せられている。すでに膨大な数の生成AIコンテンツで溢れているプラットフォームに、このようなツールが果たして必要なのかという疑問の声が上がっている。またその一方では、これらのツールを使えば、簡単に魅力的なコンテンツが作成できそうだという期待の声も上がっている。動画の編集が容易になることは、多くの人々の創造性を刺激するはずだ。
ただし、このような新ツールによって新たな問題が生じることも考えられる。ディープフェイクや誤情報、外見を不適切に変える編集などが、物議を醸す可能性がある。それを踏まえた上で、メタとインスタグラムがどのような安全策を講じるのかが注目される。
また、このようなテクノロジーがもたらす予期せぬ結果としては、人々がライブエンターテインメントや対面での交流をより重視するようになることも考えられる。メタの新たなチャレンジが、良い結果に結びつくことを期待したい。
(forbes.com 原文)