内閣府が公開した2022年度の『市民の社会貢献に関する実態調査』では、1年間に寄付をした人の割合が、2019年度の41.3パーセントにくらべて2022年度は35.3パーセントと減少している。寄付をした理由のトップは「社会の役に立ちたかったから」であり、寄付をしない理由のトップは「金銭的な余裕がない」ためだった。寄付はしたいがお金がない、という不景気な国の悲しい現実だ。
またファッションは、大量生産、大量消費、大量廃棄による環境負荷が非常に高い産業であるとも言われている。環境省によれば、日本では不要な洋服の約7割が廃棄されているとのこと。そこで寄付決済プラットフォーム「Syncable」(シンカブル)を運営するSTYZ(スタイズ)は、物品の寄付でも社会貢献ができ、同時に環境保全にも役立てることを訴え、不要になった衣類の寄付を求めているサービスを紹介している。
STYZが推薦するサービスは次の3つ。
Brand Pledge(ブランドプレッジ)
洋服やブランド品を買い取ってくれるのだが、買い取り金の一部を社会課題に取り組む740団体から選んで寄付できる。
対象アイテムは、洋服、ブランドバッグ、アクセサリーなどの高付加価値商品。
https://brand-pledge.jp/
MOTTAINAIフリーマーケット(株式会社 東京リサイクル)
フリーマーケット形式で不要品を販売し、収益の一部を環境保護や社会活動に寄付できる。
対象アイテム:洋服、家電用品、雑貨など
https://www.mottainai.info/jp/event/fleama/
フルクル(認定特定非営利活動法人 ブリッジ エーシア ジャパン)
不要な洋服が非営利団体の活動資金になる。
対象アイテム:洋服、カバン、靴などのアパレル製品
https://www.baj-npo.org/furukuru.html
ファッションアイテムのリユースについて、環境省が「サステナブルファション」というサイトで詳しい説明をしているので、そちらも参照するといいだろう。
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