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2024.12.27 16:45

「生成AI」から「暗号資産」まで 進化するビジネス知見ランキング

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経営課題の解決や新規事業の立ち上げ、特定分野でのトレンド情報収集などさまざまな場面で、ビジネス上の知見を企業や人にシェアするスポットコンサルティングサービスが増えてきた。短期的な課題解決のヒントや専門知識を必要としているケースが増え、従来のコンサルティング契約より柔軟な形態が求められている時代といえる。

その代表的なサービスであるビザスクが、2024年にマッチングしたインタビュー約6万件から主要キーワードを抽出・分析し、2023年から2024年にかけてニーズが増えたビジネス知見のランキングを発表した。

「生成AI」は昨年に続き1位に



第1位は昨年に続き「生成AI」(前年比2.83倍)だった。昨年は前年比42倍という急成長を見せたが、今年の伸びが約3倍にとどまったのは、初期の注目から実務活用の段階へ移行したためと考えられる。

内訳をさらに分析したところ、「製造」や「セキュリティ」に関する知見へのニーズが高く、生成AIに対する関心が特定分野での深掘りや実践的な利用にシフトし、実践的なソリューションとしてビジネスに浸透しようとしている様子が伺える。

第2位の「リスキリング」(前年比2.56倍)と第10位の「中小企業」(前年比1.37倍)はともに初めてランクイン。中小企業向けサービス展開や業務改善等に関する知見、また従業員のスキルアップにニーズが高まっていることを示す結果となった。

第3位に「宿泊」(前年比2.51倍)が新たに登場し、昨年連続でランクインした4位の「インバウンド」(前年比2.50倍)と併せ、オーバーツーリズムが指摘されるほどになったコロナ禍以降の観光・旅行業界の活性化を表している。
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文=池田美樹

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