前線から150kmでなく650kmも離れた基地から作戦を実施する場合、ロシア空軍機が1週間に飛行できる回数は制限されるうえ、さらに各出撃時に前線上空にとどまる時間も制限される。たしかに、ロシア空軍は航空機を後方に下げることでそれを保存できてはいる。しかし、そのために航空機の有用性は低下している。
これはウクライナの計略どおりだ。ウクライナの長距離兵器がロシア国内により深く、もっと頻繁に到達するようになるにつれて、効果はさらに上がるだろう。「ウクライナは、ロシアに戦争コストをかさませる能力を着実に高めている」とTatarigamiは述べている。
(forbes.com 原文)