働き方

2025.01.02 17:00

低ストレスながら「高収入」が期待できる職業トップ15 2025年版、米国

Shutterstock.com

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新年が近づく中、メンタルヘルスとウェルビーイングを以前より重視する労働者が増えている。筆者が最近の記事で紹介した通り、2025年に向けて「新たなハッピーアワー」を求める傾向がみられ、求職者はワークライフバランスが取れる仕事を探している。履歴書作成プラットフォームのResume Genius(レジュメ・ジーニアス)はこのほど、2025年に他の仕事より低ストレスで高収入が見込める15の仕事についてのレポートを発表した。

同レポートは米労働省のデータベース「O*NET」のストレス度に関するデータに基づいて分析し、ストレス度のスコアが60を超える職種を除外。また、米労働統計局の職業展望ハンドブックのデータを用いて職種を比較し、年収が全米の中央値の4万8060ドル(約755万円)以上で、今後見込まれる雇用増加率が平均を上回るものを選び出している。

同レポートで示された2025年の高収入・低ストレスの職種トップ15は以下のとおりだ(職種、年収の中央値、米国での2023年の雇用数、2023~2033年の雇用増加予測、必要とされる学歴)。

1. 水資源の専門家:15万7740ドル(約2480万円)、8万6300人、8%、学士号

2. 天文学者:14万9530ドル(約2350万円)、2万3500人、7%、博士号または専門職学位

3. アクチュアリー(保険数理士):12万ドル(約1890円)、3万200人、23%、学士号

4. 環境エコノミスト:11万5730ドル(約1820万円)、1万7500人、5%、修士号

5. 数学者:10万4860ドル(約1650万円)、3万4800人、11%、修士号

6. コンピューターシステム・アナリスト:10万3800ドル(約1630万円)、52万7200人、11%、学士号

7. 燃料電池エンジニア:9万9510ドル(約1560万円)、29万1900人、11%、学士号

8. リモートセンシング科学者・技術者:9万2580ドル(約1460万円)、2万6000人、5%、学士号

9. 地理学者:9万880ドル(約1430万円)、1600人、3%、学士号

10. 交通プランナー:8万1800ドル(約1290万円)、4万5200人、 4%、修士号

11. 鉄道車両修理工:6万1000ドル(約960万円)、2万2600人、9%、高卒または同等

12. テーパー(テープ貼り職人):5万7010ドル(約900万円)、13万6600人、3%、学歴不要

13. ポンプ操縦者:5万4690ドル(約860万円)、1万1700人、5%、高卒または同等

14. タイヤ技術者:5万4080ドル(約850万円)、2万700人、3%、高卒または同等

15. クラフト・アーティスト:5万2910ドル(約830万円)、5万4000人、3%、学歴不要

「2025年に向けて、求職者が安心して働くためには職場でメンタルヘルスを優先することが不可欠だ」とResume Geniusのキャリア専門家エヴァ・チャンは言う。「リモートワークやハイブリッドワークが一般的になり、仕事と私生活の境界はますます曖昧になっている。ストレスが少なく高収入の仕事に関する当社のレポートは、より健康的なワークライフバランスを実現するために収入面で妥協する必要はないことを示している。適切な仕事に就くことで、経済的にも精神的にも健全性を保つことができる」
次ページ > 「自分に何が期待されているのか把握できるよう、職務内容が明確な仕事を探すことから始めるといい」

翻訳=溝口慈子

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