巨大なCESの展示会場で時間を有効活用する方法
2025年はCESの展示エリアがさらに拡大する。3つのメイン会場であるラスベガス(LVCC)、ベネチアン・エキスポ、コンテンツ系の出展が多く集まるCスペースのほか、フォンテーヌブローをはじめラスベガス市内に続々とオープンする新しいリゾートホテルがプライベートイベントの特設会場になる。そして2020年の開催以降からリノベーションのため閉鎖されていたLVCCの「South Hall」が2025年にリニューアルオープンする。コミスキー氏によると、このホールは主に中国、インド、フィリピンなどの地域から集まるデザイン・ソーシングカンパニー(OEM/ODM企業)が多く軒を連ねることになりそうだ。
イベント期間中には「Las Vegas ハイパーループ」がLVCCの会場と市内のリゾートエリアを往来する来場者の足としてフル回転する。このユニークな交通手段は、排気ガスを排出しないEV自動車のメリットを活かして、地下に敷設されたトンネルを何台ものテスラが来場者をピストン輸送するというものだ。筆者もCES取材時に何度か活用した。LVCC会場内の移動であれば来場者は無料で利用できる。混雑しない時間帯もあるので、LVCCに足を運ぶ機会があれば積極的に活用するべきだ。
そして1月にCESに出展、または視察のため訪れる方はCTAの公式モバイルアプリ「CES 2025」をスマホに入れておきたい。出展企業のマップやキーノートなどイベントのスケジュール確認のためとても便利に使える。時間を徹底的に有効活用すれば、4日間という短いCESの開催期間に最大の収穫が得られると思う。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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