これらの攻撃の失敗によって、ロシア・北朝鮮側の損害はさらに拡大している。第11軍団が一度の攻撃で数百人を損耗したのだとすれば、これほどの損耗率は長くは続けられないだろう。
一方、ウクライナ側にとっての問題は、クルスク州ではどのような土地も明け渡すのは危険だということだ。クルスク州の主突出部の大きさはせいぜい縦30km、横20kmくらいしかない。プリョーホボ村からの計算ずくとされる撤退によって、突出部はさらに8kmほど削られた。
CDSは、ウクライナ軍は「地形や機動戦術を巧みに利用した」と評価している。しかし、クルスク突出部に特徴的な地形はあまりなく、機動するスペースも限られているのが実情だ。
(forbes.com 原文)