2. パートナーから無条件で支えてもらえる
パートナーをほしいという思いの土台には、「無条件で支えてもらえること」もある。感情面や実用面、金銭面など何であれ、頼りにできるパートナーがいると、人生で困難に直面しても何とか乗り切れそうだという心強さを感じられる。2023年の研究では、パートナーとの関係の大きなメリットの一つとして、参加者の93%近くが「支えてもらえること」を挙げた。たとえば、つらい時期になぐさめてもらったり、日々の家事や雑用を分担しあったり、目標に向けて頑張れるよう応援してもらったりすることだ。
参加者の多くは、パートナー関係に伴う具体的なメリットとして、出費の分担や、金銭的な負担軽減などを高く評価していた。こうした点は、経済的にしっかり自立している人にはさほど重要に思えないかもしれないが、パートナーとの関係が互いの持つ特有のニーズに対応できることが浮き彫りになった。
また、感情的な支えを得られること、つまり話に耳を傾けてくれる人、自分を大切に思い、味方になってくれる人の存在によって、人生が一変することもある。自分を認めて支えてくれていると心から感じられることはとても重要で、軽く見るべきではない。個人的な目標に向けて取り組むパートナーを応援するのであれ、そばにいて重荷を分かち合うのであれ、支え合いは幸せで長続きする関係の柱だ。
もちろん、この関係性は双方向でなくてはならない。2023年の研究によればカップルは、大切にしたりされたりすることで関係に価値を見いだし、感謝し合うサイクルが生まれて、長期的なつながりが促進されるという。
パートナーとの関係で人が最も重視していることを理解すれば、そのような特性を育む絆が生まれやすくなる。思いやりと意志をもって関係に臨めば、自分らしくいられる関係が育まれる。喜びも重荷も分かち合い、自分を心から大切にしてくれる人のそばで成長していくことができるだろう。
(forbes.com 原文)