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2025.01.06 14:15

サンマーク出版・黒川精一社長が「自ら編集した1冊で伝えること」

『すぐやる脳』(サンマーク出版刊、菅原道仁著)

『すぐやる脳』(サンマーク出版刊、菅原道仁著)

サンマーク出版は社員数54名(2024年12月現在)と小規模ながら、『生き方』(稲盛和夫著、世界780万部、国内154万部)、『コーヒーが冷めないうちに』シリーズ(川口俊和著、世界650万部、国内161万部)など破格のベストセラーで知られる出版社だ。

同社代表取締役社長に昨年就任した黒川精一氏は、自身が『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(Eiko著)本書自体が"ベターッと開いて"閉じにくい「開脚製本」で作られていたことも刊行当時は大変な話題となり、100万部超のベストセラーとなった などのヒットセラーを持ち、「2年連続を含む3冊のミリオンセラーを出した日本唯一の書籍編集者」と業界にその名をとどろかせる人物だ。

黒川氏が自ら担当編集し8月に刊行した、ある脳神経外科医による『すぐやる脳』(菅原道仁著)が売れている。

以下は黒川氏が同書について「Sunmarkweb」に寄稿した記事である。氏が「自らも人生で後悔しない」ために企画編集した本書の概要とは。


後悔は「やらなかったこと」に対して覚えるもの


こんにちは。サンマーク出版代表の黒川精一です。今日は「後悔」がテーマ。

少し前に『DIE WITH ZERO』という本がベストセラーになりました。

天国までお金を持っていけるわけではないのだから、生きているうちにお金を使い切り「ゼロ」で死んでいきなさいという本です。

サンマーク出版代表取締役社長 黒川精一氏

サンマーク出版代表取締役社長 黒川精一氏

この本の一節にこうあります。

人生でしなければならない一番の仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから(『DIE WITH ZERO』より)。

思い出をつくるためにお金を使い切り、人生をカラフルにしていきましょう、という本です。

いつか行きたかった場所。いつか会いたかった人。いつかやりたかったこと。それらをやり尽くして死ねたら、素晴らしいことだな、と思います。人生の後悔とは、たぶん、「やったこと」ではなく「やらなかったこと」に対して覚えるものだから。

とはいえ、です。どうしても後回しにしてしまうのも人間だし、行ったほうがいい、会ったほうがいい、やったほうがいい、とわかっていても腰が重いことが僕にはよくあります。「いつか」と思っていたらその後、体調を崩してできなくなってしまうこともあります。やったら楽しいとわかっているのに、会ったら楽しいとわかっているのに、それをやる前は面倒な気持ちになってしまう。

でも、これを続けていると人生に後悔が残るし、老け込むのも早いような気がするんです。
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