WOMEN

2024.12.20 12:00

2025年に注目すべき、世界で最も影響力ある「10人の女性」

Shutterstock.com

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「力」は1つのところにとどまるものではない。ある年、「世界で最も影響力ある10人の女性」に名前が挙がったCEO が、翌年も同じ場所にいるとは限らない。

フォーブスが毎年公表している「世界で最も影響力ある女性100人」のランキングの作成は常に、そうした変化について調べ、判断することから始まる。そして、その上位100人には入らない女性たちにも、もちろん影響力はある。今後さらに、そうした力を増していくとみられる女性たちは、大勢いる。

2025年にさらにその影響力を強めると見込まれる女性には、次の人たちがいる。

ネトゥンボ・ナンディ・ンダイトワ(ナミビア次期大統領)

ネトゥンボ・ナンディ・ンダイトワ。ナミビア次期大統領(Maksim Konstantinov/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)

ネトゥンボ・ナンディ・ンダイトワ。ナミビア次期大統領(Maksim Konstantinov/SOPA Images/LightRocket via Getty Images) ナミビア共和国の現在の副大統領、ナンディ・ンダイトワは2025年3月、女性として初めて、同国の大統領に就任する。高い失業率への不満が高まる中、「NNN」のニックネームで親しまれる彼女は、「経済外交」を通じてより多くの投資を呼び込み、雇用を創出すると約束している。

ハナ=ラウィティ・マイピ=クラーク(ニュージーランド下院議員)

ハナ=ラウィティ・マイピ=クラーク。ニュージーランド下院議員(Joe Allison/Getty Images)ハナ=ラウィティ・マイピ=クラーク。ニュージーランド下院議員(Joe Allison/Getty Images)

ニュージーランド政界で注目を浴びる現在22歳のハナ=ラウィティ・マイピ=クラークは、最初の下院議員選挙が実施された1853年以降、最年少で選出された議員だ。

2023年の就任時には、議場で先住民マオリ族の伝統的な踊り「ハカ」を披露。2024年11月にも、マオリの権利を保障するワイタンギ条約の解釈を見直す法案に反対し、法案が記された紙を議場で破き、他の議員たちとともに声を上げ、ハカを踊った。

鳥取三津子とジョアンナ・ジェラフティ

米ジェットブルー航空のCEO、ジョアンナ・ジェラフティは2024年2月に、日本航空(JAL)の代表取締役社長、鳥取三津子はその2カ月後に、それぞれの航空会社にとって初となる女性トップに就任した。客室乗務員として入社した鳥取、そしてジェラフティはいずれも、カスタマー・エクスペリエンス部門のトップを歴任している。

セレーナ・ゴメス(歌手・俳優・創業者)

セレーナ・ゴメス。歌手・俳優・創業者(Olivia Wong/FilmMagic)

セレーナ・ゴメス。歌手・俳優・創業者(Olivia Wong/FilmMagic)

ゴメスの肩書として最初に書くべきものが何かは、迷うところだ。北米で「SNSのフォロワーが最も多い人」だろうか?(その数は、インスタグラムとX、フェイスブック、YouTubeを合わせて約6億1000万にのぼる)

あるいは、グラミー賞受賞アーティストであり、映画『Emilia Perez』でアカデミー賞受賞の可能性もあると噂される俳優だろうか。それとも、コスメブランド「レア・ビューティー」の創業者、だろうか?

そのほかゴメスは、長年にわたってメンタルヘルスの重要性を訴えてきたことでも知られる。さまざまな方法で人々に訴えかけ、その影響力をさらに大きく、力強いものにしている。
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編集=木内涼子

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