対象ユーザーと入手方法
iOS 18.2は、iOS 18に対応するすべてのiPhoneで利用可能だ。これは、iOS 17が動作した機種と同一で、iPhone XS以降のモデルや第2・第3世代iPhone SEを含む。一方で、今回の目玉であるApple Intelligenceは、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxの6機種でのみ利用可能である。アップデートの概要
今回の最大の焦点は「Apple Intelligence」だ。他にも機能強化はあるが、Apple Intelligenceこそが今回の要となっている。これまでApple Intelligence機能が提供されていなかった英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、南アフリカのユーザーにとっても、今回が初めてこの機能を利用できる機会となる。iOS 18.2のセキュリティ対策
iOS 18.2には、ウェブブラウザであるSafariの基盤であるWebKitやiPhoneのカーネルに関連する脆弱性を含む、いくつかのセキュリティ上の問題修正が含まれている。Forbesの同僚ケイト・オフラハーティ記者は、これらセキュリティ面での改善について詳述している。前回のiOS 18アップデート時には、iOS 17でとどまる選択肢も提供されていたが、今回はそれが著しく限られている。AppleはiOS 18へのアップグレードを強く推奨しており、実際、アップデート時にはティム・クックCEOが「ユーザーは急いでアップデートするべきだ」と述べていた。
最初の印象
一部からは、未解決の問題や恒例のバッテリー寿命への懸念が上がっている。しかし、こうした不安はアップデート直後にはよくあることで、実際にバッテリーが深刻に悪化する例は少ない。いずれにせよ、数日後に最終判断を下す予定だ。一方で肯定的な声も多い。あるユーザーは、「18.1.1から大幅に改善されました。これまでのiOS 18で発生していた問題はすべて解決されています。もうこれ以上のアップデートは必要ないと思います。Apple Intelligenceも約束どおり動作し、Siriは私の質問にすべて完璧に答えてくれます!」と絶賛している。
初期での総評:アップデートを推奨
iOS 18.2は多数の新機能を備えており、特段の大問題がなければアップデートは有力な選択肢といえる。現時点で深刻なトラブルは報告されていない。Apple Intelligenceに強い抵抗がない限り、これまでiOS 18への移行をためらっていたユーザーにとっても、今こそアップグレードを検討する好機だ。(forbes.com 原文)