12月12日に発表されたモーニング・コンサルトの調査によると、トランプを好意的に見る有権者の割合は50%で、否定的に見る人の割合の47%を上回った。彼の人気は、2017年4月以降で最高レベルに達しているが、この背景には、民主党の支持者と無党派層の間の彼に対する否定的な見方が低下したことが挙げられる。
モーニング・コンサルトによると、トランプに対する否定的な見方は、民主党支持者の間で11月の87%から81%に低下し、無党派層では57%から50%に低下した。
また、12日に発表されたCNNが調査会社SSRSに委託した世論調査のデータにおいても、回答者の54%が、大統領に復帰したトランプが「良い仕事をするだろう」と回答し、彼の政権移行プロセスの対応を支持する人の割合も55%に達していた。
ただし、この評価は過去の4人の大統領を下回っている。バイデン大統領の移行プロセスの支持率は66%で、1期目のオバマ元大統領は79%、1期目のブッシュ元大統領は65%、クリントン元大統領は62%を記録していた。
また、トランプが「国に前向きな変化をもたらす」と信じる人の割合は、半数以下の48%だが、「米国の状況が非常に悪い」と答えた人の割合は、2018年5月以降で最低の15%となり、「状況が良い」と答えた人の割合は2021年12月以降で最大の38%に達している。ただし、61%は依然として「状況が悪い」と答えている。
一方、トランプが「より良い変化をもたらす」と考える人は、2016年の政権移行時の43%から増加して、48%に達している。この変化は、伝統的に民主党寄りとされる女性(10ポイント増)や非白人(11ポイント増)、45歳未満の若年層(8ポイント増)からの支持が増加した結果とされている。
さらに、トランプの経済運営能力への信頼度は39%で、他の問題に関する信頼度を上回っている。彼の経済に関する信頼度は、ブッシュ元大統領(29%)やクリントン元大統領(20%)、レーガン元大統領(26%)らの政権移行時の評価を上回っている。
一方で、トランプが政権に最適な人材を任命するための能力への信頼度は、2016年の32%から26%に低下した。この信頼度の低下は、特に共和党の支持者や無党派層の間で顕著となっている。
(forbes.com 原文)