2025.02.08 15:15

元ホテルマンが教える「こんな予約キャンセルは絶対するな」

Getty Images

ホテルに実質の損害がなければ免除してくれても良いのでは?

つまり満室の日の当日にドタキャンしたとして、その後キャンセル待ちの方など別のお客様が宿泊出来たのなら免除してくれても良いのでは?という考え方ですね。はい、この意見はとても良く分かります。
advertisement

ただこれはホテルが満室に出来なかったと嘘をついても分からない事柄です。普通このような証明が出来ない事柄は残念ながらルール化することが現実的に困難です。一律にその後の補てん宿泊の有無にかかわらずいただく、としておくしかないです。

しかし結果的に請求が来なかった、されなかったという人は、ホテルが実際これを考慮してくれた為に、ない可能性が高いと思われます。

そして、自分がキャンセルする時点でそのホテルには空室がたくさんあった。私が予約したことで他の人が予約できずにホテルが損をしたということはないはず。だから払う必要はないのでは?という理屈もあるでしょう。ただこれを言い出してしまうと予約制度というもの自体に意味がなくなってしまいます。当日に宿泊希望者が殺到しても確実に宿泊ができるメリットが予約なわけですから。
advertisement

その代わりと言っては何ですが、実はホテル側にリスクがあってもお客様に請求出来ない事柄もあるのです。それはどういうことかと言うと、先程予約は早い者勝ちで必ず部屋が保証されると述べました。

例えば空室数10の日にあなたが予約を一部屋とりました。残りは9部屋です。その後他のお客様から問い合わせがあり、団体で10部屋を予約したいと言ってきたとします。9部屋なら宿泊できることを伝えるも、仲間同士で全員が同じホテルでなければ意味がないとして予約には至らなかった…。

こんなことも発生する可能性があるわけです。もちろんあなたの予約を勝手に断って団体をとるということは出来ません。そのほうが儲かるとしてもです。

こんなふうに現在のキャンセル料制度は成り立っているのだということを漠然とでも分かっていただけたらと思います。

あなたが予約した時点から予約管理・部屋割り等の手間がホテルには少なからず発生しています。

旅館などの食事付きのプランであれば実質の損害はありますし、あなたを含めた人数によって人員を増やして待機しているかもしれません。
次ページ > 「性善説」ではたちいかない

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事