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2024.12.13 11:00

「アドリブ禁止、あなたと語りかける」ジョブズから学ぶプレゼンのコツ

iPhoneを発表するスティーブ・ジョブズ(David Paul Morris/Getty Images)

だが、準備だけでなく総合的にうまくまとめなければならないという問題もある。物理的な要素、自身の声や身振り手振り、そして何よりも大事な聴衆など、デモのあらゆる要素をどう管理するのか。
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すべてがうまくいき、ハプニングは起きないかもしれないが、それでもあなたはデモを円滑に行わなければならない。結局のところ、あなたは聴衆を代表している。あなたが製品を簡単に扱うことができなければ、聴衆にそれができるだろうか。

製品デモを成功させるための4つの簡単なテクニックを紹介しよう。

1. ボイスオーバーするナレーターになる

よくできたドキュメンタリーの語りを模範としよう。ナレーターは映像に登場しないが、ストーリーを明確に語る。デモの語り手になり、完璧なナレーションを行う。曖昧に語らないこと。アドリブは禁物。シンクロしたサウンドトラックのように正確に語ること。

2. 「あなた」と語りかける

可能な限り幅広い顧客層にアピールしようとするあまり、ほとんどのデモはあらかじめ録音されたような人間味のない説明になり、そのため聴衆に訴えかけるものになっていない。語りに「あなた」という言葉を使用して、聴衆が実際にデモを行っているかのように、そしてあたかもデモを行っている製品の購入者であるかのように聴衆を巻き込む。

3. 聴衆を言葉で誘導する

あなたの言葉で聴衆の視線を誘導する。聴衆がデモで目にしているものを形容することで、何を目にしているか理解できるようにする。(ステージのスクリーンに映し出されているものの)色やオブジェクト、位置、方向、それから上下や中央、側面に言及する。左右にも言及し、その際は右と左のどちらを指しているのかを明確にする。どこを見るべきかを聴衆任せにしないこと。手軽な安全策は、聴衆と同じ視点を持つことだ。

4. サリバンの法則に学ぶ

サリバンの法則は、マーフィーの法則の補足的な法則であり、「うまくいかない可能性があるものは、うまくいかない 」というもの。サリバンの法則とは「マーフィーは楽観主義者だった」というものになる。

2007年に行われたジョブズの伝説的なiPhoneの発表(言わずと知れたプレゼンの輝かしいお手本)を観てほしい。なぜジョブズが稀有な存在になったのか、そしてデモをうまく行う方法がわかるだろう。
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forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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