食&酒

2024.12.15 09:45

白湯で体を優しく温める「サユナー」が増加中

プレスリリースより


では、サユナーたちは白湯をいつ飲んでいるのか。調査では、朝起きたときが圧倒的に多かった。続いて、寝る前、家でくつろぐとき、などとなっている。一般的に朝起きたときに飲むのがもっとも効果的と言われているので、そこからもサユナーの意識の高さがうかがえる。

アサヒ飲料の推計では、白湯を飲む人は2009年の約11パーセントから、2022年には約60パーセントと約5倍も増えている。そこで同社は2014年に「アサヒ パナジウム天然水 ホット」を販売したが、あまり売れなかった。敗因は「白湯」というワードが商品名に入っていなかったためだと、アサヒ飲料マーケティング二部ウォーターグループの鈴木慈氏は同社の公式ホームページで話している。2022年には「白湯」のネーミングで再チャレンジ。限定販売ながらこれが大ヒットした。2023年9月には、夏も飲みたいという声を受けて通年販売となった。2024年には累計出荷本数が前年比で126パーセントとなり、購入者の3割は男性だとのこと。

「ただのお湯を買うのか?」と訝る人もいるかもしれないが、今や水を買って飲むのは当たり前の時代。白湯だって、とくに寒い屋外で、飲みたいときにすぐに飲めるのはありがたい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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