フェイスブックのパスワードを変更したら、同じものやよく似たパスワードを別のサイトで使っていないかどうかチェックしてみるべきだ。ハッカーは、特定の個人のパスワードを入手すると、それを使って銀行や電子メールなど、その人が使っている可能性のある他のサイトもハッキングできないか試すことが多い。
すべてのパスワードを変更するのは手間のかかる作業だが、長い目で見ればダメージを軽減することにつながる。新しくパスワードを設定する際は、大文字、数字、記号などを用いてできるだけ強固なものにし、パスワードマネージャーなどで安全に保管するべきだ。
プライバシー設定の強化
フェイスブックのアカウントがハッキングされた場合、二度とこのようなことが起きないようプライバシー設定を強化し、セキュリティのベストプラクティスを遵守するようにしよう。公開範囲を友達か、友達の友達だけに限定し、友人を厳選するべきだ。また、知らない人からの友達申請には気をつけよう。
ハッキングされたことを知られるのは恥ずかしいかもしれないが、あなたの連絡先には事実を知らせるべきだ。ハッカーは、あなたのアカウントを使ってあなたの友人や家族に連絡し、さらなる攻撃や詐欺を仕掛ける可能性があるからだ。
ハッカーは、あなたを装って連絡先から個人情報やパスワードを聞き出そうとするほか、不正なウェブサイトへのリンクを送りつけたり、緊急事態が発生したと現金を要求したりする。
ハッキングされた場合でも、アカウントを閉鎖し、新しくアカウントを作成する必要はない。問題が解決すれば、再びすべての投稿や写真、連絡先にアクセスできるようになる。
(forbes.com 原文)