市場規模は10年で34兆円に
もう1人のパートナーであるMindticklのアディティヤ・ウパディヤイは、次のように話す。「初日から回答の正確さに感心した。コネクティAIは、スキーマ記述(情報の構造を定義するための記述)を改善するための優れた提案をし、セマンティックレイヤー(データベースとデータ利用者の間に入り、両者間のやりとりを円滑にする存在)を強化してくれた。また、準備からクエリまで統一されたフローを提供してくれる」こうした初期の成功は、商業化を目指すコネクティAIにとって励みになっている。同社の成長余地は非常に大きい。Future Markets Insightsは、世界のAIアナリティクス市場が今後10年に渡って年率23%で成長し、2034年には市場規模が2230億ドル(約34兆3000億円)に達すると予測している。
ビジネスチャンスの大きさには、投資家たちも期待を寄せている。今回のラウンドはMarket One Capitalが主導し、Notion Capitalや著名なエンジェル投資家が数名参加した。
「我々は、深いコンテキスト学習によって企業のデータ管理を再定義しているコネクティAIを支援することに興奮している。彼らのプラットフォームは、断片的なシステムのデータを統合・文脈化することを実現し、データワークフローの自動化にLLMを使用しようとしている企業に大きな機会を提供している」と、Market One Capitalのパートナーのヤチェク・ルビンスキーは語った。
(forbes.com 原文)