Devinに向けられる批判
その後、オースティンの著名な独立系開発者が、Cognitioがこのツールの能力を誇張していると主張する「Devinの神話を暴く」と題した動画を公開し、50万回以上再生されている。こうした経緯から、一部ではDevinがAIブームの誇大宣伝に過ぎないのではないかとの見方も浮上している。このツールに批判的な専門家は、Devinの実際の能力は、はるかに限定的で、既成のコードの整理などのタスクに適しているに過ぎないと述べている。
一方、ウーは、Devinがまだ完璧ではないことを認めている。「現実世界のソフトウェアエンジニアリングは非常に複雑です。人間は常にバグを作りますからね」と彼は、サンフランシスコ湾を見渡すファウンダーズファンドの本社で語った。
しかし、彼によれば、Devinはリリース後の約8カ月間に、初期の企業顧客からのフィードバックを受けて大幅に改善されたという。顧客側も、このツールが発展途上であることを理解して受け入れているようで、デジタル銀行Nubank(ヌーバンク)のヴィトール・オリヴィエCTOは、「当社は、魔法のようなものを期待しているわけではありません」と述べつつ、今後の改良に関して、「慎重ながら楽観的」だと付け加えた。
ウーは、Cognitionに対する否定的な意見の一部は、AIが人間のエンジニアの仕事を奪うのではないかという不安に起因していると考えている。その上で彼は、Devinが人々がより多くのプロジェクトに取り組むことを可能にし、「より意義深い仕事に人間が集中できるようにする」と主張している。
「本当に多くの人々が恐れを抱いています。この新たなパラダイムにおいて何が起こるのか、不安なのです」とウーは語った。
(forbes.com 原文)