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2024.12.06 17:15

瀬戸内発スタートアップイベントをなぜ大分で? 概念の拡張の先に広がる可能性

今回の「セトフラ」ゲストは、OMOYA代表取締役社長 猪熊真理子さん

教えて瀬戸内VC 瀬戸内の可能性とは


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猪熊
:瀬戸内の可能性って何でしょうか?

BLAST SETOUCHIをやっているとすごく問いかけるんです。それこそ西日本でもいいし、全国でもいいけど、なんで瀬戸内なんだっけとずっと考えていて。この感じ方も人それぞれだと思ってる中で、Setouchi Startupsをやっている2人が感じている瀬戸内の可能性をお聞きしたいです。

藤田:「本当に全国が瀬戸内になる」です。本当になるんじゃないかと思っています。
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仲間に入れてくれって声があったり、新潟も入れてくれとか言われることもあり。北海道まで行った時には「まさか北海道も瀬戸内とか言い出せないだろうな」と言われましたし、「そんな小さなエリアで瀬戸内って言ってないで、カスピ海まで行かなきゃならない」と言われることもあったんです。周りがどんどん瀬戸内のエリアを広げていて、逆に僕らが瀬戸内の可能性にキャップ被せているんじゃないかなと思うようになりました。

他の人たちが勝手にキャップを外し始め、独り歩きしていっていることで、何かの代名詞になりそうだなと。「セトウチ」ってカタカナで、概念として扱われる可能性があるんじゃないかな。

猪熊:BLAST SETOUCHI愛媛の時から、瀬戸内をカタカナや英語で書いて、グローバルを含めて新しい概念としてやっていきたいみたいな思いはありましたよね。

山田:「人口減少」ですね。日本で人口が減るということは、一人ひとりが果たすべき役割が増えると思っているんですよ。一人ひとりが果たすべき役割が増えるにもかかわらず、集中的に投資できているのは東京だけだと思っていて。他のエリアに投資されて、子どもたちの可能性が最大化された方がいいと思っているからこそ、人口減少がめちゃくちゃ進んでいる瀬戸内エリアにおいて、人口減少自体が可能性なんじゃないかと最近考えています。

瀬戸内の子どもたちがスタートアップに触れるまで15年、20年かかってしまうということは、その子たちはスタートアップに20年間チャレンジできないということ。それを、東京に生まれた人と同じような環境ができるといいなとは思います。瀬戸内はそれをやるいい場所なんじゃないかなと思います。



「波のないセトウチに波を立てる」をキャッチコピーに掲げ、2022年から3度目の開催を迎えたBLAST SETOUCHI。県やコミュニティの境界を意図的に越境し、共に地域や未来を考える。瀬戸内という共通の思いを持った人々が集まるスタートアップカンファレンスは、どんなイノベーションや新たな価値を創造するのだろうか。特定の地域を指していた「瀬戸内」の概念が広まることで変化の波が起き始めている。

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セトフラは、毎週水曜夜21時に配信します。

文=西澤七海 編集=督あかり 写真=8bitNews

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