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2024.12.05 14:00

グーグル、期待されていた「Pixel Tablet 2」を取り止め? その理由と仕様

現行の初代Pixel Tablet(Gabo_Arts / Shutterstock.com)

現行の初代Pixel Tablet(Gabo_Arts / Shutterstock.com)

グーグルの最新スマホ、Pixel 9シリーズは、批評家から高い評価を受け、商業的にも成功を収めている。しかし、期待されていた他のアップデートの1つがキャンセルされたようだ。第二世代のPixel Tabletを待ち望んでいたユーザーにとって、その後継モデルが中止されたというニュースは非常に残念なものだろう。

Android Authorityのカミラ・ヴォイチェホフスカが、中止されたPixel Tablet 2の仕様について報告している。初代Pixel Tabletからの進化点として歓迎されるべきアップグレードや、待望のアクセサリーもいくつか予定されていた。しかし、その仕様を見ると、Pixel Tablet 2は完全な「次世代タブレット」というよりも、むしろ初代モデルの「Sバージョン」、すなわちわずかな改良にとどまるアップデートだったことがわかる。

Pixel Tablet 2で予定されていたアップグレード

初代Pixel Tabletは、グーグルのスマートホーム製品群の一部として販売された。そのため、LCD(液晶ディスプレイ)の低いリフレッシュレートは弱点と考えられてきた。幻となったPixel Tablet 2では、LCDパネル自体は変更されないものの、リフレッシュレートが120Hzに向上する予定であり、また、明るさも10%増加し、明るい環境下でも視認性が向上することが期待されていた。

Pixel Tablet 2には、グーグルのTensor G4システムオンチップ(SoC)が搭載される予定だった。これは最新のPixelスマートフォン(Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Fold)に搭載されているチップセットと同じものだ。G4は、グーグルのGemini AIを含む、Android上で最高の生成AIソフトウェアを提供することに特化している。初代Pixel Tabletは、グーグルがAIを本格的に推進し始める前に発売されたため、Pixel Tablet 2は「AIを中心に設計された」最初のPixel Tabletになるはずだった。
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翻訳=酒匂寛

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