マーケティング

2024.12.05 13:00

アップル、英国本社の壁に『ウォレスとグルミット』を投影中

ロンドンのバタシー旧発電所では、ウォレスとグルミットが巨大なクリスマスツリーを飾る様子を見ることができる(Apple)

ロンドンのバタシー旧発電所では、ウォレスとグルミットが巨大なクリスマスツリーを飾る様子を見ることができる(Apple)

アップルは、昨年のクリスマスシーズンに、現代美術における最も革新的な画家と呼ばれるデイヴィッド・ホックニーがiPad Proで描いた作品を、英国本社を置くロンドン・バタシー発電所の建物の壁に投影するイベントを行った。

アップルは今年、2002年に初公開された英国のストップモーションアニメの名作『ウォレスとグルミット』をフィーチャーしたライトショーを、同じ場所で行っている。すでに開催中のこのショーは、12月31日までの間、毎日午後5時から10時30分にかけて行われている。

公開されているアップルによる特別仕様のアニメは、映画版『ウォレスとグルミット』と同様にアードマン・アニメーションズが制作したもので、高さ101メートルの建物に2本のクリスマスツリーを投影している。

それぞれのツリーには、手書きの文字で名前が書かれたプレゼントが飾られているが、その中の1つには、アップルのCEOであるティム・クックを思わせるイニシャルが書かれている。

アードマン・アニメーションズは、この4分間の作品の製作に8台のiPhone 16 Pro Maxを使ったという。5倍望遠レンズを用意し、ProRAWモードで撮影。合計6000フレームの超高解像度の画像を組み立てて見事な6K動画に仕上げている。

特別仕様の『ウォレスとグルミット』はiPhone 16 Pro Maxを使って撮影された(Apple)

特別仕様の『ウォレスとグルミット』はiPhone 16 Pro Maxを使って撮影された(Apple)

アップルのワールドワイドマーケティング部門の上級副社長であるグレッグ・ジョスウィアックは、アードマンの技術と創意工夫がiPhoneと組み合わさったことで「すばらしい作品が生まれた」と語っている。

アップルは、昨年から2年連続でテムズ川沿いを明るく照らすすばらしいプロジェクトを実現した。この取り組みがロンドンにおける毎年の恒例行事として定着することを願いたい。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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