事業継承

2024.12.05 09:15

「アトツギアワード2024」グランプリは、環境大善とケルンの経営者

11月22日、大阪クリエイティブセンターにて一般社団法人ベンチャー型事業承継による「アトツギアワード2024」が開催された。アトツギアワードは、企業永続のために革新的な事業や社会善の創出に積極的に取り組むアトツギ経営者を称え、ロールモデルとして紹介する表彰制度。2023年に続き、今回が第2回目となる。

「イノベーション部門」グランプリは環境大善(北海道北見市)代表取締役・窪之内誠が、「ソーシャルグッド部門」のグランプリはケルン(兵庫県神戸市)代表取締役社長・壷井豪が選ばれた。

社会変革に挑戦するアトツギ経営者を表彰


アトツギ経営者の存在を世に知らせることで、次のアトツギの挑戦を促すことを目的に活動する「ベンチャー型事業承継」。アトツギアワードの表彰対象者は、自身および親族が株式のおおむね過半数を保有する2代目以降、かつ入社からおおむね15年以内の経営者。協力企業などにより推薦を受けた候補者の中から、リバネス 代表取締役社長・井上浄、関西大学 商学部 教授・沈 政郁、マクアケ 代表取締役社長・中山亮太郎が審査をおこない、6名が表彰された。表彰者は、ベンチャー型事業承継の代表理事・山野千枝からトロフィーと手紙を受け取った。

【イノベーション部門 受賞者】
あつまるホールディングス(熊本県熊本市)専務取締役・島田裕太
環境大善(北海道北見市)代表取締役・窪之内誠
アルケリス(神奈川県横浜市)代表取締役CTO・藤澤秀行

【ソーシャルグッド部門 受賞者】
早和果樹園(和歌山県有田市)代表取締役社長・秋竹俊伸
ケルン(兵庫県神戸市)代表取締役社長・壷井豪
井上(京都府福知山市)代表取締役社長・井上大輔
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文=長尾ようこ 写真=ベンチャー型事業承継

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