キャリア・教育

2024.12.01 08:00

2025年版、高収入が期待できる「修士号」6選

Olga Pankova / Getty Images

2025年に修士課程への進学を考えている人が、ぜひとも検討すべき条件のひとつは、投資対効果だ。結局のところ、自分の名前のあとに修士号取得者を意味する「M.A.」が付くことが、単なる栄誉や、履歴書に箔がつくことしか意味しないのであれば、現実的な価値はない。

勉強や研究に打ち込み、義務や負担(勉学、仕事、家庭など)をやりくりする1年から2年という歳月を過ごすのだから、キャリアにおける長期的かつ具体的なメリットや、新たなビジネスチャンスやキャリアアップ、そして当然ながら相応の収入というかたちでの見返りを着実に得られるよう、しっかり考える必要がある。

最終決断を下す際に参考にできるよう、高収入が見込める修士号を6つ紹介しよう。調査結果によればこれらは、高収入につながる修士号として最も頻繁に言及されており、新たなトレンドとして注目を浴びている。

2025年版「高収入が期待できる修士号6選」

投資対効果という視点から見ると、特に注目すべきは、STEM(科学・技術・工学・数学)に関連する修士号と、金融・経営分野の修士号だ。では紹介していこう。

1. 経営学修士(MBA)

取得を検討すべき修士号トップの1つが経営学修士(MBA)だ。MBAは、高収入につながるばかりか、幅広い分野や業界で活用できるからだ。事実、ありとあらゆるセクターや業界で、MBA取得者が必要とされている。

MBAは、さまざまなキャリアパスで活用できる使い勝手のいい学位であり、多様なキャリア目標で役立てることができる。プロジェクトマネージャーやディレクター、最高経営責任者(CEO)、取締役などを目指すことはもちろん、独立してビジネスを立ち上げる道もある。ビジネスや経営分野のコンサルタント、企業顧問の多くもMBA取得者だ。

2. 看護学修士(MSN)

看護学の修士(MSN)を取得すると、医療分野で、より高収入の仕事に就く道が開ける。看護学の準学士号や学士号をすでに取得しており、州の試験にも合格しているなら、正看護師としてスキルをさらに身に着け、病院で一部門を率いる看護師長を目指したいと思うかもしれない。看護学の修士課程で学べば、その目標に近づくことができる。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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