AI

2024.12.03 08:15

コーヒーの好みを元にAIが豆を調合する家庭用マシン

プレスリリースより

コーヒー豆の販売とIT技術のサポートを行う「みはたま」は、同社が販売するフェアトレードコーヒーを使って理想のブレンドを作ってくれるマシン「Flavor Craft AI」の発売準備を進めている。

自分が本当に飲みたいコーヒーを見つけるには、無数にあるコーヒー豆やそのブレンドをひとつずつ試す必要があり、本気で取り組まなければ一生かかっても巡り合えない。そこでAIが登場する。専用スマホアプリで好きな味を指定すると、AIが豆の配合を計算して「出力」してくれる。これなら簡単に何度でも試すことが可能だ。

Flavor Craft AIは、本体と、味覚センサーによって味のデータが登録されたみはたまのコーヒー豆5種類をセットで購入するシステムになっている。2025年1月にアメリカで開催される家電製品の見本市「CES」でプロトタイプを公開すると同時に、INDIGOGOにてクラウドファンディングが開始される。製品の出荷は2025年夏ごろを予定。こんな画期的なシステムだが、小規模な飲食店や家庭をターゲットにしているため、価格は3万円未満とじつに魅力的だ。

みはたまが提供するコーヒー豆は、どれも生産者から直接買い付けた厳選のフェアトレードコーヒーで、さらに同社のAI技術によって選別されているため安心して楽しめる。ちなみに、選別によって選り分けられた虫食いやカビが発生した「欠点豆」は、肥料として花の栽培に使われ、花で得られた収益は社会貢献に役立っているとのことだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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